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TBS駆け込みドクター 運命を変える健康診断『睡眠の悩み解消SP』番組内容まとめ

  • 最終更新日:2017.06.17
  • 公開日:2017.06.16
TBS駆け込みドクター 運命を変える健康診断『睡眠の悩み解消SP』番組内容まとめ

2013年9月15日(日)放送 

 

<出演>

・春日俊彰(オードリー)

・若林正恭(オードリー)

・久本雅美

・友利新

・ひぐち君(髭男爵)

・山田ルイ53世(髭男爵)

・大竹真一郎

・森田豊

・遠藤拓郎

・池谷敏郎

・唯月ふうか

・浅香唯

 

放送のテーマは、「睡眠の悩み」ついての番組内容です。

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠がありますが

しっかり睡眠がとれていないと高血圧や糖尿病、脳卒中など様々な病気の原因にもなります。

ここでは番組内容の概要と、気になる症状やワードについて更に調べたことをまとめました。

レム睡眠障害が不眠につながる

レム睡眠障害と言うものがあることをご存知でしょうか?

レム睡眠障害は、不眠の大きな原因となります。

浅い眠りであるレム睡眠ですが、この時間、体は休息していて、脳は活動しています。

しかし、レム睡眠障害を発症している場合、この体の休息ができていない状態にあるのです。

つまり、眠っていると思っている時間に体が十分に休息できていないことになります。

レム睡眠障害が毎日見られる場合、寝ていても疲れが取れない、寝足りないと感じるケースがあり、不眠の兆候が見られます。

また、このレム睡眠障害は自分では気が付くことができないという大きな特徴があります。

レム睡眠障害が頻繁に起きていない場合、眠れていないという認識さえなく、ある日突然、不眠症を発症してしまうため、深刻な不眠症に陥ってしまうケースが多いのです。

どんなレム睡眠障害があるのか、まずはそこから見てみることにしましょう。

 

レム睡眠障害になる無認知行動

レム睡眠障害と言われても、具体的にどんなものがあるのか分からないと言う方が大半だと思います。

睡眠障害を引き起こしてしまうという行動とは、どのようなものがあるのでしょうか?

以下で詳しく見ていくことにしましょう。

 

 

睡眠時無呼吸症候群

代表的なレム睡眠障害に、睡眠時無呼吸症候群があります。

これは睡眠中に大きないびきをかき、いびにがピークになったところで呼吸が止まってしまう、

または呼吸が極端に弱くなってしまうというものです。

睡眠時無呼吸症候群の診断基準は10秒以上呼吸が止まってしまうことが1時間の中で5回以上、または一晩眠っている間に30回以上が該当するケースとなります。

睡眠時無呼吸症候群は眠りが浅くなってしまうだけでなく、血中酸素の濃度が低下してしまい酸欠状態に陥ることがあります。

また血圧が上がってしまうこともあるため、眠っている間に脳卒中や心臓病など重度な病状となってしまうケースもあります。

睡眠時無呼吸症候群は不眠症につながってしまうだけでなく、命を脅かす危険な病気なのです。

 

 

体温の低下

寝床そのものが気温の低い場所であるケースや、使用する寝具によって極端に体温が低下してしまうとレム睡眠障害を引き起こします。

人は、極端に体温が低下すると、体温を調節しようとエネルギーを使って働き続けなくてはなりません。

ですが、こうした状態は自分では眠っていると思ってはいても、体が休息をとることができていないため不眠症の原因となります。

 

 

夜間の頻尿

夜間の頻尿とは、一晩眠っている間に2回から3回以上お手洗いに起きてしまうという症状になります。

加齢によるものや、寝る前の水分の過剰摂取、腎臓機能の低下など多くの原因が考えられますが、夜間頻尿はレム睡眠の最中に起こるのが一般的です。

そのため、大切なレム睡眠の時間を無駄にしてしまうレム睡眠障害の一つなのです。

東北大学の研究結果では、夜中に起きる回数が3回以上ある場合、深刻な睡眠障害になるだけでなく、死亡率が3倍程度高くなることが明らかとなっています。

4回以上の場合には、死亡率が3.6倍とも言われていますので、単なるレム睡眠障害と軽視してはいけません。

 

 

レム睡眠行動障害

自分ではぐっすり眠っていると思っていても、寝床から起き上がり様々な行動を取ってしまうレム睡眠行動障害と言うものがあります。

人によって症状が違いますが、ひどいケースになると食卓に座って食事をすることもあるのです。

他にも玄関から外に出てしまい、近所を徘徊して帰ってくるという危険な行動も見られます。

無意識のうちに寝床から起き上がり、様々な行動をとっていることを一人暮らしなどの場合本人が気づいていないことも多く、レム睡眠行動障害を発見することも難しくなります。

激しい寝言を言ってしまったり、必要以上に体を激しく動かしてしまうなど比較的心配の少ないレム睡眠行動障害もありますが、やはり不眠症に当てはまる症状が日常生活のあちこちに現れます。

 

 

コルチゾール過多

コルチゾールと言うホルモンがレム睡眠障害を引き起こしているケースがあります。

コルチゾールは脳下垂体から分泌されるホルモンで、睡眠ホルモンの一つと言われていますが、主に寝て起きるときに働くホルモンです。

起床3時間前から多く分泌され、スムーズな目覚めを助けるホルモンであるため、この数値が高いと寝ているつもりでいても、睡眠障害を引き起こします。

寝たはずなのに逆に調子が悪いなど様々な不眠の症状を招くことになります。

糖尿病や胃潰瘍などを患っているケースでもこのコルチゾール過多の状態が見られます。

 

起きているときに、こんな症状があれば要注意!

見つけにくいレム睡眠障害は早期に発見し、治療していくことが大切です。

次のような症状がある場合には睡眠の質が低下していると判断できますので、睡眠障害の治療を始める必要があるでしょう。

 

 

ナルコレプシー

起きている時間帯に、どうしようもない眠気に襲われることがあるなら、このナルコレプシーが疑われます。

一日に何度も眠気に襲われ、生活に何らかの支障が出ている、または、感情が変化したときに脱力感などを覚えると言うのが代表的なナルコレプシーの症状です。

現在日本では、20万人を超える患者がいると言われていますが、まだまだ広く世間に認識されていない病気でもあります。

ナルコレプシーを治療していくことで睡眠障害も改善されていきます。

このナルコレプシーはオレキシンと言うホルモンが深く関係しているため、現在では、そのホルモンの働きを正常に整える治療が行われています。

睡眠を専門に取り扱う科目で治療を行っていますので、一度受診してみると良いでしょう。

 

 

睡眠遅延症候群

睡眠遅延症候群とは、字の通り、睡眠時間が遅れてしまう症状となります。

寝る時間が遅くなって来たり、起きる時間が後退してしまうケースがある場合には、この睡眠遅延症候群かもしれません。

主な原因は睡眠障害ですが、体内時計そのものが狂ってしまっていることも要因として考えられるため、朝太陽の光を浴び、体内時計をリセットするよう心がけるようにすると改善できるケースもあります。

朝起きられないというだけでなく、目覚めた後に、食欲の減退や疲れ、だるさ、体調の不具合、吐き気などが表れている場合には、適切な対処を取っていく必要があるでしょう。

専門機関に相談してみると良いでしょう。

 

睡眠の質について、チェックしてみよう!

「睡眠障害を発症していないか?」「質の良い睡眠が取れているかどうか?」チェックしてみることも睡眠障害、早期発見のためには有効な手段です。

睡眠を専門に扱っているクリニックや睡眠外来のある病院で、次のような方法で睡眠の質をチェックすることが可能となっています。

 

 

行動計を用いてチェック

行動計は体の動きをチェックする機器です。睡眠時に腰に身に着け、寝ているときの状態を記録していきます。

睡眠障害を患っているとバーコード状に記録が残るので、医師もしっかり把握することができます。

睡眠障害や体調の不具合によって日中も装着を促されることがありますが、運動量などと睡眠状態の因果関係を知ることができ、その後の治療法もより明確になります。

約2週間の行動計の装着が一般的です。

 

 

脳波計(終夜睡眠ポリグラフ)

睡眠時の脳波は、起きている状態の時と大きく異なります。

また、睡眠の深さによって脳波の形状が異なるため、より詳しい眠りの質が判断できます。

レム睡眠、ノンレム睡眠のそれぞれの状態を計測できるので睡眠障害の原因究明に役立ちます。

一晩寝ている状態を知る必要があるため、夜から翌朝にかけて病院に泊りこみの計測となります。

 

 

血液検査

睡眠に深い関係のあるホルモンなどを検査するために血液を取ります。

一般的な血液検査と同様の方法となっていますが、睡眠時無呼吸症候群の合併症を発症していないか、甲状腺の機能などの評価も一緒にしていくことになります。

 

睡眠障害の治療について

睡眠障害はストレスを改善することによって解消されるケースと、本格的な治療が必要になってくるケースがあります。

睡眠障害を改善するためには、どのような改善法があるのでしょうか?

 

 

シーパップ

気道に圧力を加えるためのマスクを装着し、気道が広がった状態のまま睡眠時間が過ごせるという治療方法をシーパップと呼びます。

こちらのシーパップは主に睡眠時無呼吸症候群の治療法として有名です。

 

 

絆創膏と横向きで改善していく

手軽に睡眠障害を治療できる方法として、絆創膏を活用するというものがあります。

絆創膏を唇部分に縦向きに貼り付けて横向きに寝るという方法です。

唇に絆創膏を貼ることによって口呼吸がしにくくなり、鼻呼吸を促すことができ、さらに横向きに眠ることで喉が奥に舌が落ち込んでしまうというリスクが低くなるため、無呼吸という症状が引き起こされにくくなります。

 

 

満腹を避けて寝る

食事をとった後すぐに眠ってしまう方もいるようですが、満腹の状態で眠ってしまうと食べた物を消化するために胃の働きや腸の働きが活発になります。

また脳そのものも覚醒してしまい、グッスリと眠っている状態ではなくなってしまいます。

そのため、満腹状態を避けて寝床に入ることを避けることで睡眠障害が改善できるケースがあります。

 

 

昼寝は午前中に

日中に眠くなった際には午後に昼寝をするのではなく、昼寝は午前中に短時間だけ眠るようにしましょう。

午後になり、ある程度の時間お昼寝をしてしまうと、この段階で体や脳が休まったと判断してしまうため夜眠る時間になっても睡眠ホルモンがしっかりと分泌されなくなってしまいます。

午前中に10分から15分程度の昼寝をするのがベストな方法です。

 

 

夜間頻尿は専門科で受診

夜間頻尿によって睡眠障害が起きている場合には、自分自身で寝る前の水分量を調節したり、夕食のメニューから刺激物を排除する、また排泄の時間間隔を伸ばすようなトレーニングなどが有効な治療となりますが、どうしても個人での解決が難しいケースもあります。

眠る前に水分を摂取していなくても、夜間頻尿に悩まされるようであれば、こちらについては専門科を受診しましょう。

排尿日記などを付け、症状に合わせた治療法を行っていくことができます。

 

まとめ

無意識の中での睡眠障害は、長年にわたって気がつかないケースも珍しくありません。

あまりにも不眠の症状がひどく睡眠障害が改善されない時にはしっかりと治療を受けましょう。

どのような睡眠障害が起きているのかを判断した上で、適切な治療法を選んでいくことが必要になります。

睡眠障害を克服し、快眠を目指しましょう。

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