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寝苦しい夏の熱帯夜対策に知っておきたい!快眠のコツとおすすめ寝具&グッズ

  • 最終更新日:2018.04.13
  • 公開日:2017.07.04
夏に快眠するコツとおすすめ寝具&グッズ

日本の夏は夜でもじめじめして蒸し暑いものです。

いつもは良く眠れる人でも夏になると良く眠れない、快眠できないという人も多くなります。

夏は日中も暑くて体力を消耗するので夜にしっかり快眠できていないと1日中スッキリせず、夏バテにも繋がります。

そこで、寝苦しい日本の夏をどのようにすれば快眠できるかというコツを探してみました。

色々なおすすめの寝具やグッズを上手に利用して、夏の夜に快眠しましょう。

夏に快眠できないと夏バテする

夏になると夏バテするという人も多いと思います。

暑くて食べ物がしっかり食べられなかったり、冷たい麺類しか食べられない人も多く食欲不振から夏バテになるというイメージもありますが、夏バテの原因としてしっかり快眠できていないということが考えられます。

睡眠は1日の疲れを回復するためにありますが、快眠できていないと体の疲れに回復が追いつかず、常に体に疲れが蓄積しているということになります。

夏は特に日中の猛暑で体力を消耗するので疲労回復のためにも睡眠は不可欠であるにも関わらず、快眠出来ない状態というのが夏バテの原因になります。

夏バテになると体だけでなく、脳の機能も下がりますので集中力がなかったり、気力もなくなります。

 

夏の暑さで眠れないのは?

夏の暑さで眠れないのは?

 

人間の体温には非常に緻密な体内時計によりコントロールされています。

朝起きる頃が1日のうちで一番体温が低い時ですが、人間の1日の活動が始まると共にだんだん体温が上がっていきます。

夕方になるに連れて体温のピークを迎えますが、夜になり眠るころになると最高に達していた体温が一気に下降しますが、その下降するときに眠気が出ます。

よく眠たい赤ちゃんや子供の手を触ると温かいのですが、上がった体温が急激に下がることで眠気が出ます。

逆に考えると上がった体温が上がったままだと眠気は生じないということです。

夏も夜になって最高潮に達した体温が一気に下降すると強い眠気が生まれますが、熱帯夜の夜は室温が高温であるために体温がなかなか下降しないことで眠気が生じず眠れないということになります。

このようなメカニズムがあるので室温が高い熱帯夜の夜に眠れないという人が増えます。

 

夏の夜に快適な温度は26度

熱帯夜の夜は部屋の室温が高く、なかなか体温が下がりきらないことで寝付けない、眠れない、快眠できない人が増えることがわかりましたが、夏の夜に人間にとって快適な温度とは何度ぐらいなのでしょう?

熱帯夜の夜でもエアコンなどを使って室温を26度以下にしましょう。

暑さや寒さを感じる温度は個人差がありますので26度だと寒く感じる人は26度から28度ほどが適温です。

室温と共に大切なことは湿度を下げることです。

同じ26度でもむしむしと湿度が高いとなかなか寝付けませんが、エアコンのドライ機能を活用して湿度を50~60パーセントに設定すると室温、湿度共に快適で眠りやすい環境になります。

室温が高くても湿度が低いと良く眠れるという人もいます。

人間は深い眠りをするために体の深部の体温を下げますが、その為に汗をかこうとします。

汗をかいて体温を下げようとしているのに、湿度が高いと汗が蒸発せずに体にじっとりと付いたままなので眠れないということになります。

また、温かい空気は天井に溜まりやすいので部屋の空気を均一にするためにも扇風機を併用すると効果的です。

ただし、体に扇風機の風が直接当たり続けるのはよくありませんので、長時間風が直接当たらないように風の向きも注意しましょう。

 

夏に快眠できるエアコン設定

夏に快眠できるエアコン設定

 

寝苦しい夏の夜にエアコで室温を26度以下に下げると眠りやすいのですが、一晩中エアコンを付けっぱなしにしていると体が逆に冷えてしまって眠れないということもあります。

そのため、朝までエアコンを付けっぱなしにするよりもタイマーを上手に利用して室温を朝までしっかりコントロールしましょう。

まず、大切なことは寝室に入る前に部屋を充分冷やしておくことです。

就寝前からエアコンを利用して室温や湿度を下げましょう。

部屋の広さや天井の高さ、クローゼットの有無などでも違いがありますが、天井やクローゼットの中、エアコンの風が行き難い場所などの空気も含めて部屋の温度などを均一にすることが大切です。

均一になっていないとエアコンが切れた途端に一気に温度が上がって眠れなくなります。

就寝前にしっかり部屋を冷やしたら、タイマーで就寝後3時間は室温が快適な温度になるようにしましょう。

これは、人は一番深い良質の睡眠を取るのが就寝後すぐの睡眠状態であるからです。

最初の段階でぐっと深く良質の眠りを取ることができれば体の疲れなどはほぼ回復することが出来ます。

また、朝スッキリ気分よく起きるために起床前1時間には再びエアコンが作動して部屋を適温にしてから起床するようにしましょう。

 

エアコンが苦手な人におすすめの扇風機

夏でもエアコンの冷房が苦手でエアコンをつけないという人がいます。

そのような場合は他のもので室温などを快適な状態にしましょう。

まず、保冷剤の入った冷却枕で頭を冷やして眠ると冷たくて気持ちが良いので眠りやすくなります。

あまり冷たく頭を冷やすと頭痛などを起こしてしまうこともあるのでタオルなどで枕を包んで頭に当てましょう。

また、扇風機はエアコンに比べて優しい涼しさなのでエアコンがダメな人でも大丈夫という人も多いはずです。

最近の扇風機は音も静かですし、森の中を風が吹き抜けるような自然で不規則な風をおこすことが出来るものがあります。

扇風機の前に冷たく冷やしタオルなどを掛けておくと風も冷たくなります。

以下に、おすすめの扇風機をご紹介しますので参考にしてください。

 

1,ダイソン AM06 テーブルファン

1番人気のダイソン。パワフルなのに、スムーズな風。 風と増幅させる、羽根のない 扇風機。最大75%静かに。



2,日立 扇風機 風量4段階 リモコン付き HEF-110R

やさしい風を生み出す8枚羽根にすることで、風を送り出す間隔を短くし、風の切れ目の少ないやさしい風を実現。

 

3,日立 扇風機 タワーファン DCモーターリモコン付き HSF-DC910

人気のタワータイプ。シーンに合ったお好みの風量を微風(うちわ風)から強風まで、6段階から選べます。

 

4,アイリスオーヤマ サーキュレーター 静音 固定 ~8畳 ホワイト PCF-HD15N-W

新型ファンでコンパクト設計を実現。直線的なパワフル送風で室内の空気を循環させ、夏は冷房、冬は暖房効率を上げ一年中使えます。

 

5,パナソニック サーキュレーター/扇風機 創風機Q シャンパンゴールド

誘引気流&羽なし、パワフ。ルで均一な風を生み、部屋の温度をすばやく循環。コンパクト&Qフォルム、年中使用&自由な設置性。2色を発光するLED搭載、青とオレンジの光で新たな世界を演出

 

夏に快眠するための寝具とは

日本では昔から夏の寝具の素材として「麻」を積極的に取り入れてきました。

麻は天然の素材ですし、通気性に優れ、熱伝導率で肌に当たるとひんやりと感じることが出来る素材です。

通気性に優れているのでいつもパリッとして放湿性もあります。

汗をかいてもべたつかずにさらっとして肌触りが魅力です。麻は昔から愛用されている寝具素材ですが、ここ数年夏になると涼感のクールマットというものが人気です。

さらっとしていて、触った時の体感が明らかに冷たく感じるものも多数あります。

素材は年々進歩していてNASAなどの高度な研究機関で開発されたものもあります。

枕や敷きパッド掛け布団などもクール素材のものがたくさんありますので積極的に利用してみると良いでしょう。

ただし、涼感のある敷きパッドは高い湿気を逃すことが出来ないものが多いので人によっては汗を鳩首しやすい通気性の良い素材にした方が良く眠れるかもしれません。

夏素材で麻と並んで愛用する人が多いのが、ガーゼ地の寝具です。

肌触りがよく、さらりとした触感があり、軽いので掛け布団の素材として使われることもあります。

また、夏に掛け布団としてタオルケットを利用する人も多いでしょうが、タオルは湿気を吸収しやすいので夏用の薄い掛け布団の方がよく眠れる人もいるかもしれません。



快眠のためのおすすめグッズ

冷却スプレー

就寝前に体にさっと拭きつけたり、縫ったりして清涼感がでる冷却スプレーがあります。

ハッカ水を体に拭きつけたように、何となく体がひんやりした感じがします。

これらは実際に体温を下げることによって涼しく感じるというものではなく、脳が冷たく感じることによって体が冷えているように錯覚します。

錯覚かもしれませんが、自分では実際に涼しく感じることが出来るので寝苦しい夜には役に立ちます。

汗をかきやすい人は汗が体にべたつかないようにするスプレーなどもあります。

体のスッキリ感が長時間持続することで快眠できます。

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爽快シャンプー&ボディーシャンプー

夏用のシャンプーやボディーシャンプーが色々と発売されますが、その多くはお風呂上りなどに爽快な爽快感を感じることのできるものです。

また、汗をかいてもさらっとした体感にするものもあります。

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体の冷えは快眠を邪魔する

夏は外気も非常に暑く、外を歩く時などはうんざりしてしまいますが、オフィスに入ると逆に冷房が効きすぎていて寒さを感じることがあると思います。

クールビズという言葉も浸透して、オフィスの室温の設定も高めに設定されるようになりました。

今は極端に寒いオフィスは少なくなりましたが、1日冷房の効いた職場で過ごしていると知らぬ間に体が冷えきってしまっていることがあります。

よく職場の冷房で手足が冷たいという女性がいますが、冷えは女性だけに限らず男性も女性と同じように冷房によって体が冷えてしまっていることが良くあります。

人間の睡眠と体温には深い関係があります。

夜になるに連れて上がった体温が就寝時間前になると急に下がることで眠気が出ますが、日中に仕事で活動していてもオフィスの室温が低いことで体が冷えてしまっていると夜になっても体温が充分に上がりません。

体温が充分に上がっていないので充分に体温が下がらずになかなか眠れないことになります。

夏で外は暑くても環境によって体が冷えてしまっているとどうしても良質の眠りが出来ません。

 

夏の冷えを改善して快眠するコツ

温かいもの、辛いものを食べる

夏は暑いので、冷たい飲み物をたくさん飲んだり、冷えたアイスクリームなどを食べたくなります。

お昼なども冷たくてのど越しの良いそうめんや冷麺などを毎日食べている人も多いのですが、冷たいものばかりを食べていると体が冷えてしまいます。

体が冷えると体温も上がりませんし、上手に汗もかくことができません。

また、内臓を冷やしてしまうので体調も悪くなります。

夏に暑いものを食べるのは苦手という人もいますが、夏こそ温かいものを食べて体を冷やさないように注意しましょう。

どうしても温かいものは食べられないという人でも常温のものを体に入れるようにすると良いでしょう。

飲み物でも常温のものを摂ると体内を極端に冷やすことはなくなります。

また、暑い国の人たちほどスパイシーなものをよく食べるということはよく知られていますが、夏こそスパイシーな辛いものを食べて汗をかくと体温が上手にコントロールされます。

体温が必要以上に上がったり、下がりすぎると睡眠の質が悪くなりますので、体の冷えが心配な人はスパイシーな料理を定期的に食べるようにしましょう。

 

シャワーだけで入浴を済ませない

 

シャワーだけで入浴を済ませない

夏は早くさっぱりと汗を流したいと思うことが良くありますので、シャワーは頻繁に浴びる人もいますが、夜の入浴も簡単にシャワーで済ませるという人もたくさんいます。

特に一人暮らしなどをしているとお風呂を用意するだけでも面倒なのでシャワーで簡単に済まそうとする人が増えます。

一見、シャワーでも問題ないように感じますが、夏場に良質な睡眠を取りたいと思っているならば是非湯船に浸って入浴することをおすすめします。

睡眠と人間の体温との関係において、就寝1時間ほど前まではある程度体温を高くしておくことが大切です。

体温が高くなっていない人な湯船に使って体を温めることで体の中までも体温が上がります。

体温を入浴で温めてから1時間ほどして眠るように設定するとしっかり上げた体温が急激に下がりやすくなるので快眠に繋がります。

ポイントは就寝直前の場合、長風呂をすると体温が上がったまま布団に入ることになるので逆になかなか寝付けないということになります。

また、入浴することで血行が良くなり良質の睡眠になります。

 

運動をする

適度に運動することは夏に体が冷えている人が快眠するためには有効な手段です。

体が冷えると血行が悪くなることでよく眠れません。

血行を浴するためには運動して体を動かすことが大切です。

冷えて体温が上がり難くなっている場合は、適度に運動して血行を良くすることで体温が上がります。

仕事帰りにジムに行ったり、お風呂上りにストレッチをするぐらいでも体温が上がります。

 

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>>不眠症を解消する睡眠によい運動方法

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まとめ

まとめ

 

夏の暑い夜でもしっかり快眠できると夏バテを起こすこともなく快調に過ごすことが出来ます。

エアコンなどで部屋を26度ほどに冷やしてから寝ること、睡眠から3時間、起床前1時間にタイマーを使って上手に室温コントロールをすると体が冷えすぎることなくしっかり眠る事ができます。

また、最近では冷却素材の敷きパッドや、体が冷えたような感覚になるスプレーなども簡単に手に入るので、様々な快眠グッズを使いながら暑い夏の夜に快眠しましょう。

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