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旦那さんのいびきがうるさい人必見!これで改善【8つの対処法】

  • 最終更新日:2017.11.19
  • 公開日:2017.08.02
旦那さんのいびきがうるさい人必見!これで改善【8つの対処法】

一日の心身の疲れを取り去るはずの睡眠の時間に悩みを持つ方は少なくありません。

その一つに旦那さんのいびきがあります。

あまりうるさくないいびきであれば、そんなに問題にはなりませんが、やはり睡眠を邪魔するほどのいびきには困ってしまいますよね。

どんなに素敵な旦那様でも、この時ばかりは「嫌っ」と思う方も多いはず。

そんな旦那さんのいびきですが、改善する方法はいくつかあります。

今回は旦那さんのいびきを改善する8つの対処方法と、そもそも、なぜいびきがうるさい人とそうでない人がいるのか、その原因についてのお話です。

いびきはどうして起こるの?

いびきは呼吸として吸い込まれたはずの空気が、のどや鼻の奥の粘膜、気道などを振動させることで起こる音のことです。

もともと細い上気道(空気の通り道)ですが、誰もがいびきをするわけではありませんよね。

これは人によって上気道の太さが違うと言うことも考えられますが、いびきの多くは何らかの原因で上気道が狭くなってしまっているからだと言われています。

上気道が狭くなっている場所は一つの場合もありますし、複数の場合もあり、個人差があります。

 

いびきの仕組みとは?

いびきの仕組みとは?

 

通常のいびきの原因は上気道が狭くなることですが、その大半が顎から首にある筋肉がたるむことで起こります。

具体的に言うと人は寝ている時に心身の疲れを回復させますが、そのために働いているのが自律神経の一つ副交感神経です。

副交感神経にはストレスを緩和し、心身をリラックスさせる作用がありますが、この副交感神経は同時に筋肉にも安らぎを与えるため、筋肉を緩めるホルモンを分泌させます。

すると上気道周りの筋肉も緩みます。

筋肉が緩んでリラックスできるのはいいことなのですが、その上気道周りの筋肉はそれ自体の重さが上気道を塞いでしまうことがあり、これがいびきの原因となります。

いびきはよく鼻にかかる音であるため、鼻に何らかの原因があり、いびきが起こると考えている方も多いと思いますが、その原因は空気の通り道である上気道、つまり喉にあるのです。

いびきは疲れが溜まっている時などにより大きな音となって表れますが、それは疲れを回復させようと副交感神経がより活発に働き、筋肉をより緩めようとホルモンが普段より多く分泌させるためです。

いびきの仕組みを知ると、どうして疲れている時ほど大きないびきをかくのか理解できますね。

 

旦那さんはいびきをかきやすい人?

いびきは先ほど説明したような仕組みによって起こるため、身体的な特徴を見るだけでいびきをかきやすいか、そうでないかが判断できます。

自分の夫もこの身体的特徴に当てはまるかどうか、見比べてみてくださいね。

 

・口呼吸が習慣となっている
・鼻が詰まっていることが多い
・舌が長くて大きい
・首が太い
・首が短い
・扁桃腺が人より大きい
・喉ちんこが大きい、または長い

 

これらの特徴がある人の場合、いびきをかくリスクが高くなります。

1つだけあると言う場合よりも、2つ3つあるケースの方がよりいびきをかくことが多くなります。

 

いびきをかく原因は他にもある!

いびきをかく原因は他にもある!

 

いびきをかきやすいか、そうでないかは上で記した理由だけとは限りません。

この他にもいびきを引き起こす要因が考えられます。

順に紹介していくことにしましょう。

 

加齢

年を重ねていくと、筋肉がやせて、その力も衰え始めます。

特にのど周りの筋肉は鍛えることが難しいため、筋肉の力が落ち始めます。

そうすると上気道周りの筋肉が眠りについて、緩むと余計に垂れ下がることになり、その重みで上気道を防いでしまいます。

上気道が狭くなることが多くなっていきますので、いびきをかきやすくなります。

 

肥満

肥満もいびきの原因となります。

上気道はもともと細く狭いため、肥満で贅肉が増えると気道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。

また、口周り、鼻周りと言うのは日本人はもともと小さくできているので、贅肉が付くとその面積が少なくなってしまい、いびきの原因となってしまうのです。

 

男性である

女性でもいびきに悩んでいる人はいますが、男性の方がいびきをかくイメージが強いですよね。

実際にいびきをかく割合は男性の方が多く、男性全体の約4割近くの方がいびきをかいているようです。

女性でいびきをかく方は女性全体の1割程度ですので、やはり男性の方がいびきをかくことが多いと言えるでしょう。

その原因は、肉体労働などが多いこと、ストレスを溜めやすく心的疲れが蓄積されること、肥満の割合が高いからと考えられています。

旦那さんのいびきで悩んでいる方が多いのもわかりますね。

 

アルコール

お酒を飲んだ時にもいびきをかくと言う方が多くなりますが、このアルコールの摂取もいびきの原因と言えます。

二日酔いのときなど顔や手がむくんでいると言う症状が見られますが、アルコールを飲むと体内に水分をため込むと言う特徴があります。

つまりこれは喉にも言えることで上気道周辺にも水分が蓄積され腫れ上がるため、気道が狭くなってしまい、いびきとなって表れるのです。

 

空気の乾燥

空気が乾燥すると鼻の粘膜が乾いてしまい、呼吸が困難となるため、どうしても口呼吸をしやすくなります。

口呼吸すると上顎と下顎に挟まれているはずの舌がのどの奥に落ち込んでしまいますので、いびきをかきやすくなってしまいます。

 

寝姿勢

寝姿勢によってもいびきをかきやすくなることがあります。

始めは呼吸しやすい姿勢で眠っていても、寝返りを打つなどして上気道を塞ぐような姿勢をとってしまうと、いびきをかくことがあります。

枕などが高い場合も首が曲がる態勢となってしまいますので、同様にいびきをかくことがあります。

 

旦那さんのいびきを改善する8つの方法

旦那さんの毎晩のいびきがうるさいと言うのであれば、いびきをかかないよう対策をとってみるといいでしょう。

色々な方法がありますので、順に紹介していきます。

ひとつではダメでも、いくつか組み合わせて対策することで現在より改善できる可能性はありますので、あきらめないで一緒にチャレンジしてみてください。

 

1,ダイエットでいびき対策

ダイエットでいびき対策

 

肥満が原因となっていびきをかいている場合、やはり有効な対策がダイエットです。

肥満が原因のいびきには、睡眠時無呼吸症候群などの深刻な病が潜んでいる場合もありますので、ぜひダイエットを始めてみましょう。

肥満を解消するには、多少時間がかかりますが、減量することでいびきが解消することも多いですので、ぜひチャレンジしてみるといいでしょう。

関連記事
>>睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状と、自分でできる4つの対策

 

2,口呼吸から鼻呼吸へ治す

口呼吸はいびきの大きな原因です。

寝ている時に口呼吸をしている場合には、鼻呼吸に治すことで、いびきが解消されます。

口にテープを張って眠ってみたり、マスクをして眠ることで口呼吸から鼻呼吸に切り替えることができます
ので、ぜひ試してみましょう。

また、口呼吸をしてしまう人は口周りの筋力が衰えている場合が多いので、口周りの筋肉を鍛えてみるのも良いでしょう。

口呼吸を治すためには「あいうべ体操」がとても良い
です。

「あいう」と大きく口を開き、最後の「べ」で思いっきり舌を口の外に出します。

毎日続けることで口周りの筋肉が付き、口を閉じるのが簡単になるため、口呼吸が自然と改善できます。

ただし、口呼吸をしている原因の中には鼻の病気を伴っていることも少なくありません。

その場合これらの対策をとっても改善は見られませんので、専門の医師を受診し、病気そのものの治療を行いましょう。

 

3,生活習慣の改善

肥満もそうですが、生活習慣を改善することもいびきをなくすためには大切です。

アルコールを飲む量を控えたり、体の疲労を溜めないよう不規則な生活をやめることも改善法と言えます。

また、たばこなども上気道の炎症、つまり喉を傷めることにつながりますので、いびきの要因となるケースも多くなります。

そうしたいびきの引き金となる生活習慣を見直すことで、いびきを減らしていくことも大事な対策と言えるでしょう。

 

4,寝具を見直す

寝具などを見直すこともいびきの改善には役立ちます。

柔らかすぎるマットレスは腰や首、頭が落ち込んでしまうため、いびきをかきやすい姿勢になってしまっていることも多いようです。

また、硬い枕、高すぎる枕、枕を使用していない場合にも見直す必要があるでしょう。

適度な硬さで、ちょうどいい高さの枕を選んでみるといびきが改善することも少なくありません。

今では、個人個人に合った枕を作成してくれる販売店も増えていますので、活用してみるのも良いですね。

関連記事
>>ぐっすり眠れる!快眠しやすいマットレスの選び方&おすすめランキング
>>ぐっすり安眠できる!自分に合うおすすめ枕の選び方7選!



5,横向きで寝る

横向きで寝る

 

仰向け寝は寝ている間に舌が落ち込んでしまうため、どうしても上気道が狭くなるので、いびきをかきやすくなります。

その一方横向き寝は仰向けに寝た場合と比べて、上気道周りを圧迫しにくくなります。

横向き寝を習慣としてみることで改善がみられることも多いですので、ぜひ試してみると良いでしょう。

横向きになりやすくするために、今使っている枕より若干低い枕を選んでみるのもアイディアです。

枕が高すぎると寝返りがしにくいためどうしても仰向けになることが多くなってしまいます。

始めは抵抗もあると思いますが、寝ているうちに慣れるものですので、低い枕に変えてみるといいでしょう。

また、横向き専用の枕なども最近は発売されていて評判も良いようです。

抱き枕などを用いても良いかもしれません。

リュックを背負って寝たり、枕の片側だけ高くするなど色々な方法がありますので、旦那さんに合った方法を見つけてみるといいでしょう。

また、体が硬い場合にも、寝返りが打ちにくく、仰向け寝になる傾向があります。

眠る前に毎日ストレッチを習慣づけることでいびきが解消されますので、習慣にしてみるといいでしょう。



 

6,加湿を心がける

鼻の粘膜は通常湿った状態ですが、空気が乾燥すると粘膜も乾燥してしまうことになります。

こうした空気の乾燥はいびきの原因となりますので、粘膜の乾燥を防ぐためにも、加湿器を使用してみるといいでしょう。

ただし、ムシムシする夏場などは加湿器の使用も避けたいですよね。

最近では鼻の粘膜の乾燥を防ぐことのできる点鼻薬が販売されていますので、そうしたアイテムを上手に活用し、いびきをなくしていきましょう。

 

7,いびき対策グッズを活用して改善する

いびき対策グッズを活用して改善する

 

マウスピース

医療機関などでも用いられるマウスピースを使ってみる方法もぜひ試してみたい改善法です。

マウスピースを付けると、上下の歯がしっかり合わさることになりますので、顎や舌の落ち込みを防ぐことができます。

最近では医療機関を受診しなくても簡単に手に入れることができ、自分の歯に合わせて作れるタイプなど色々なものが販売されていますので、購入してみると良いでしょう。

試した約半数の方が改善できたとの声もありますので、旦那さんにも利用価値の高い予防グッズと言えそうです。

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鼻腔拡張グッズ

鼻詰まりや呼吸が楽になるために販売されているものですが、いびき改善効果もあるとされているものです。

鼻にばねの入ったテープを張ることで、空気の通りがよくなるため、いびきを減少させてくれます。

ただし、テープの張る場所によって効果が出ないこともあるため、旦那さんに合った場所を探ってみる必要があるでしょう。

張る場所を探すのは面倒という方には、鼻に挿入するタイプも販売されていますので、旦那さんに合った鼻腔拡張グッズを検討してみるといいかもしれませんね。

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センサー型グッズ

センサーを内蔵した腕時計型のものなどが売られていますが、ほとんどのものがいびきを感知すると電気が流れるようになっています。

電気が流れることで不快感を与え、寝返りを促すと言うアイテムです。

いびきをかくたびに反応してくれるアイテムですので、家族の睡眠を邪魔することもなくなります。

画期的なアイテムと言えるかもしれませんが、ちょっと可哀想という意見も。。。

 

耳栓

これはいびきを改善するという視点ではなく、いびきを気にしないで自分がぐっすり眠るためのグッズになります。

眠れない原因がいびきの音なら、その音が聞こえなくなればいいという考えですね。

音は快眠にとって非常に重要で、ささいな音でも気になって眠えないという人は多くいます。

耳栓で外からの音を遮断するだけでぐっすり眠れるようになりますので、一度試してみてください。

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8,医療機関でいびきを治療する

いびきの対策を続けても、全く効果がないと言う場合、いびきを伴う危険な病気が潜んでいる可能性がありますので、専門機関で受診してみるのも良い方法と言えるかもしれません。

いびきを伴う病気には、睡眠時無呼吸症候群、脳こうそく、糖尿病や高血圧などがあります。

こうした病気は命にかかわる可能性のある病気で、受診することでそのリスクを回避できますので、たかがいびきと軽視せず受診することはメリットと捉えることもできますよね。

睡眠障害のクリニックや呼吸器科、耳鼻咽喉科、歯科、精神科などいびき外来を行っている病院で診察してもらうようにしましょう。

 

まとめ

いびきはその原因に合った対策をとることで必ず改善できます。

 

毎日、旦那さんのいびきに悩まされている方は多いと思いますが、いびきはその原因に合った対策をとることで必ず改善できます。

ここで紹介した対策例を参考に早速今日から始めてみましょう。

しかし、いびきは重篤な病気のサインと言うケースも少なくありません。

たかがいびきと軽視するのではなく、対策を実行しても改善が見られないようであれば、医療機関で受診することも大切です。

家族の快眠と旦那さんのリスク回避のために、病院での受診も視野に入れ、いびき改善法を試してみてくださいね。

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