睡眠改善インストラクター監修・快適な睡眠のための情報メディア
  1. TOP >
  2. 睡眠効果も高いサフラン!様々な効果と注意点まとめ

睡眠効果も高いサフラン!様々な効果と注意点まとめ

  • 最終更新日:2018.11.01
  • 公開日:2018.10.31
睡眠効果も高いサフラン!様々な効果と注意点まとめ

サフランと聞くとスペイン料理のパエリアの黄色い色をつける香辛料を思い出す人も多いと思います。サフランは古代ギリシア、ローマ、エジプトの古い昔から人々に香辛料、染料、薬用として重宝された植物で当時から非常に貴重なものでした。

サフランには様々な効能がありますが、睡眠効果も高いという報告があります。料理だけでなく睡眠効果や様々な用途で使われるサフランの効能について一緒に見ていくことにしましょう。

貴重なスパイスサフラン

貴重なスパイスサフラン

サフランというスパイスの名前なら聞いたことがある人も多いと思いますが、サフランは非常に希少であるため高価なスパイスです。サフランはヨーロッパの地中海沿岸の地方を原産とするハーブ植物の一種です。

学術的にはアヤメ科に蔵する植物で、今でもヨーロッパ、トルコ、イラン、中央アジア、アルジェリア、インド、中国などで栽培されています。その歴史は古く、古代ギリシア、ローマ、エジプトの時代から人々に愛されてきました。

サフランの用途は幅広く、香辛料として食事の材料となったり、布を染める染料になったり、病を治す薬としても使われてきましたが、サフランが非常に希少であるために高価で、庶民が簡単に食したものではなく、王族などの一部の高貴な人々の間で使用されていました。古代ギリシアではサフランの黄色は王族を象徴する色であるロイヤルカラーとして珍重されたほどです。

サフランがなぜそこまで貴重で希少な植物であるかというと、その栽培や収穫に非常に手間が掛かるというのが理由です。

サフランの花は1年に1回しか咲きません。その貴重なサフランの花のうち、スパイスとして利用できるのは1つの花からたった3本しか取れないめしべだけです。このめしべを利用して作るのがサフランです。

1つの花の開花している時間は2日間しかないので、その開花期間の間に摘み取っためしべを使っています。1つの花から3本しか取れないサフランのめしべを1本1本手作業で摘み取りますが、めしべを乾燥して水分を飛ばしたサフランを1キロ作るために、なんと50万本ものめしべが必要になります。

花の数にして約17万個もの花が必要となる計算ですが、このことから推測してもサフランという香辛料の希少さ、高価さは安易に想像できると思います。

このようなことからサフランは今でも世界一高価なスパイスとされているのです。

サフランの成分とは?

サフランの成分とは?

サフランには様々な効能があるとされているだけに、色々な有効成分が含まれています。

クロセチン

サフランの色を司っている成分です。眼精疲労などにも効果があるので、視力の悪い方やスマフォを頻繁に使用する方に効果があります。また、睡眠障害や不眠を改善してくれるため、睡眠の悩みに直結して働いてくれる成分です。

ピクロクロチン

サフランの味はこの成分に由来しています。ほんのりとした苦みがあり、脳神経に働きのある成分です。記憶力を高めてくれたり、記憶障害の改善に一役買ってくれます。

クロセチン

サフランの黄色い色はクロセチンやクロセチンのカロテノイド配糖体構造が由来します。カロテノイドはニンジンのβカロテンやトマトのリコピンの仲間で、体のさびつきを防ぐ抗酸化作用が高いとされています。サフランのクロセチンは体内に早く吸収されるために抗酸化作用が高いとされています。

サフラナール

サフランの香りの主成分です。神経を休ませてくれる効果があり、さらには体を温めてくれることから、冷えを防ぎ発汗を高める作用があります。

サフランの睡眠効果とは?

サフランの睡眠効果とは?

ノンレム睡眠の増加

サフランには様々な効能があるということは古代から知られていますが、サフランを摂取することによって人間は睡眠効果を得るということが報告されています。サフランによる睡眠効果は特に睡眠の質を上げるというものです。

睡眠の質で一番大切なことは、いかに深くぐっすりと眠ることができるかということです。人間の睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠が交互にあらわれると言われていますが、ノンレム睡眠は深い睡眠、レム睡眠は浅い睡眠のことを指します。

最近の睡眠の質の研究では、睡眠は時間が長ければ良いと言うものではなく、深い睡眠であるノンレム睡眠がより深く長くある睡眠が質の高い睡眠とされています。特に、睡眠に入って最初に訪れるノンレム睡眠の深さは睡眠の質に大きく影響します。

サフランにはクロセチンという成分がありますが、クロセチンをマウスに与えた場合、マウスのノンレム睡眠が増えたというデータがあります。この研究からもサフランを人間が摂取することでノンレム睡眠の時間が増え、睡眠の質が向上すると言われているのです。

中途覚醒の減少

睡眠障害の中には、夜中に何度も目が覚めてしまうという中途覚醒という症状があります。中途覚醒になると何度も目が覚めることでぐっすり眠ることができません。しかし、サフランのクロセチンという成分は深い眠りをもたらす効果があり、中途覚醒を減少させる効果があります。

うつ症状緩和効果

イランではサフランはうつ病の薬として古くから使用されています。

うつ病患者数は世界でも年々増加しており、今や3億人が何らかのうつ症状の悩みに苦しんでいると言われています。日本国内でもうつ病患者は、子供から高齢者まで幅広い年代で増加しており社会問題にもなっています。

うつ病の医薬品としてイミプラミン、フルオキセチン、ジアゼパム、アルプラゾラムなどが使用されていることが多いのですが、サフランのエキスを摂取することによって中程度のうつ病患者にはこれらの医薬品と同等程度の症状改善の傾向が見られるという研究結果があります。

うつ病の治療薬とされる医薬品は主に、セロトニン再吸収阻害(SSRI)やγアミノ酪酸(GABA)作動によってうつ症状を改善するものです。しかし、これらの医薬品を治療薬として用いることで、吐き気やめまいなどの副作用が懸念されています。

サフランのエキスではセロトニン再吸収阻害(SSRI)やGABA作動だけでなく、グルタミン酸塩やドーパミン調整の効果がバランスよく作用するために副作用や依存の心配がありません。

うつ病は慢性化したり、何度も再発するなどの心配があり、医薬品を長期に渡って使用することを心配する声もありますが、サフランの天然由来の成分は、うつ病改善の効果があるとされているので安心して利用することができます。

また、うつ病だけでなくストレス軽減や疲労感の軽減がありますので普段からサフランを摂取することで精神疾患への予防にもなります。

月経前症候群(PMS)に対する効果

女性の多くは月経前症候群(PMS)の何らかの症状で悩みを持つ人が多いものです。月経前症候群の症状と言うのは個人差が大きく、全く感じないという人もいますが、腹痛、下痢、便秘、精神のイライラ、不眠、胸が張る、頭痛、腰痛、肩コリなど多岐に渡る症状があります。

月経前症候群で会社や学校を休むほどではないけれど、体がいつもに比べてだるい、重い、疲れやすいという具合に何となく不調を抱えて過ごしている女性は多いようです。このような月経前症候群の症状をサフランが緩和することが分かっています。

また、月経痛(生理痛)、月経不順、更年期障害という女性特有の病気にも効果があるということで、漢方の世界ではサフランが使われています。

女性特有の病気はホルモン、血液の流れ、血液の質に問題があることで起こることが多いですが、サフランには血流を良くしたり、血液をサラサラにする効果があるので婦人病と言われるものに広く効果があります。

鎮痛効果

腰痛、頭痛、生理痛など体に痛みがあると非常に不快で元気に過ごせません。サフランには鎮痛作用があり、このような体の痛みを緩和する効果があります。

冷え防止効果

体の冷えはあらゆる面で健康を阻害することが分かっていますが、サフランを摂取することで血管を広げたり、血流を良くしたり、血液のサラサラ効果があることで、体中の血の巡りが良くなり体がぽかぽかと温まりやすくなり冷えを防止することになります。

ダイエット効果

サフランを摂取することで血流が良くなりますが、血流が良くなると老廃物を体外に排出しやすくなり、コレステロールを下げることでダイエット効果が期待できます。

記憶学習改善の効果

サフランの黄色い色素の成分はクロセチンというものですが、このクロセチンには記憶や学習改善作用があるということはマウスの臨床実験で報告されています。

マウスにサフランのエキスを投与すると脳の中の海馬という記憶に関係する分野が向上したり、神経伝達が良くなるということです。このため、記憶学習などにも効果が期待できることが分かります。

記憶学習効果があるということを知っている人は、勉強前にサフランの香りを嗅いで勉強を始めるという人もいます。香りで効果を得たい人はサフランの精油を購入して利用すると良いでしょう。

また、広く認知症にも効果があるとして認知症の治療にも活用され注目されています。

眼精疲労減少効果

サフランのクロセチンには目の疲れの改善や目の焦点を合わせるピント調節機能の回復、促進の効果があるとされています。

パソコンやスマートフォンの長時間使用のために知らず知らずのうちに目が疲れ、焦点がなかなか合わず見え難いという人が増えていますが、サフランを摂取することで改善が望まれます。

目の疲れというのは視力だけの問題ではなく、肩こり、腰痛、頭痛、不眠など広い範囲に影響しますので、目が疲れていると感じる人はサフランを摂取すると良いでしょう。

美肌効果

サフランのクロセチンは紫外線ダメージであるシミやシワ、皮膚ガンなどのリスクを軽減する効果があります。クロセチンは抗酸化作用があるために紫外線による肌炎症を抑える働きがあります。

また、クロセチンはメラニンの生成を抑える働きがあるのでシミやくすみの改善にも効果があります。サフランは女性には非常に嬉しい美肌効果が満載です。

サフラン摂取の注意点

サフラン摂取の注意点

色々な効果があるサフランなので是非積極的に長期間摂取したいものですが、サフランを過剰摂取しすぎるとデメリットもあります。

サフランには子宮収縮を促進させる作用があります。妊娠中の女性はサフランを一度に大量に摂取しすぎると流産や早産の危険がありますので注意して摂取しましょう。

サフランの1日の摂取量は?

サフランの1日の摂取は0.1~1.5グラムほどが適当です。

サフランは高価で希少なので大量に摂取し続けることはないとは思いますが、色々な効能があるからと言ってたくさんの量を摂りすぎると体調が悪くなるので注意が必要です。

1日に5グラム以上の摂取は止めましょう。20グラムと言うのは量にすると少しですが、重篤な副作用があることがありますので大量に食べるのは止めましょう。

サフランを売っているお店

サフランには色々な健康効果があるので是非試してみたいと思った人も多いでしょう。日本人で毎日サフランが食卓に上るという人はまだまだ珍しいでしょうが、サフランは簡単に誰でも手に入ります。

スーパーのスパイス売り場に行けば、たいていの場合置いてありますし、輸入食品の店にも置いてあります。

もちろん通販でも簡単に買うことができます。サフランは料理などに使うことが多いですが、面倒だという人はサフランのエキスのサプリメントやエキスもありますので探してみてください。

また、サフランは生薬としても利用されていて、漢方の世界では「番紅花」と言います。是非サフランを生活の中に取り入れてみてください。

サフランライスを作ってみよう!

サフランライスを作ってみよう!

サフランは簡単に手に入りますが、日本人にはなかなか馴染みがないのでどのようにして食べたら良いのか分からないという人も多いでしょう。

スペイン料理のパエリアなどはサフランを使いますが、パエリアはちょっと家で作るにはハードルが高いと感じている場のであれば、サフランライスを作ってみるのがおすすめです。

サフランはお湯につけると黄色いエキスが出てきますので、いつものようにご飯を炊飯器で炊く時にこのサフランをお湯につけ色を出したものを注ぎ入れお米を炊いてみましょう。

塩とオリーブオイルをちょっと足すだけで簡単に洋風のサフランライスが完成します。ローリエの葉や白ワインを少し足してみるともっと本格的な味になります。

お米は日本のお米でも良いですが、外来米の様な粒の長いお米でも美味しく食べることができます。黄色いお米が食卓に並ぶので気持ちも明るくなります。

まとめ

サフランは古代ヨーロッパを中心に、非常に希少なスパイスとして珍重されていました。その効果は睡眠効果、うつ改善効果、女性の美しさへの効果、ダイエット効果、鎮痛効果など多岐に渡っており、今でも世界中で食べ続けられています。

サフランを摂取することによって血流が良くなったり、血がサラサラになるというのが健康にも反映されていきますので、長期に渡って少しずつ摂取することが大切です。

ただし、一度に多量摂取すると副作用が出る場合もありますので、程よい量を考えながら、サフランを食生活に取り入れていきましょう。

関連記事
人気記事ランキング
カテゴリー
人気キーワード
特集記事