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自分でできる不眠症を解消するツボ10選!

  • 最終更新日:2017.03.07
  • 公開日:2016.11.15

仕事や家事で毎日体は疲れているはずなのに、昔のように朝までぐっすり眠る事ができないと悩んでいる人は多いと思います。

寝つきが悪くなかなか眠りに入ることができない人や、夜中に何度も目が覚めてしまうというような睡眠が浅い人などその不眠の悩みは様々ですが、このような不眠を解消するために身体の「ツボ」を刺激すると効果があります。

不眠を解消するためにはどのようなツボがあるのでしょうか?

 

不眠症をツボで解消できるの?

ツボというのは東洋医学の考え方に基づくもので、身体の中に張り巡らされている経絡(けいらく)という気血の通り道が混じりあう経穴(けいけつ)という箇所を鍼やお灸などで刺激することにより気血の流れを正常な方向に導くというものです。

この経穴(けいけつ)といわれるポイントが「ツボ」というものです。

不眠である人は身体の中の経絡の流れが悪くなってしまうことで不眠になると考えられますので、不眠に影響する経穴(けいけつ)を刺激して不眠を解消することができます。

 

ツボを刺激することで安眠できる

夜になかなか眠りに付くことができない人や眠りが浅いために何度も夜中に起きてしまう人、長時間眠っているにも関わらず朝から体が重くやる気が出ないというような自覚症状がある人はもちろん、不眠であるという自覚がなくても不眠を解消するツボを刺激した時に強く痛みを感じる人などは隠れ不眠である可能性があります。

このような人が不眠を解消するツボを刺激することによって、寝つきが良くなったり、深く良質な睡眠がとれるようになったり、目覚めの良い朝を迎えることによって活力が出たりします。

不眠の自覚がある人も自覚がない人も自宅で簡単にツボを刺激することもできますので是非チャレンジしてみましょう。

 

不眠症を解消する色々なツボ

不眠症状で悩んでいる人の多くは、就寝する時間になっても脳や身体がリラックス状態にならずに日中と同じように緊張状態にある人や眠っているにも関わらず脳や体の緊張状態か続き神経が四六時中過敏になっているというような人です。

このような身体中が常に緊張状態にある人を不眠から解放し安眠に導くためには、体をリラックスさせるツボ、疲労を回復させるツボを中心に刺激していくと効果的です。

 

1,安眠(あんみん)

安眠は耳の後ろの下あたりに出っ張りのある骨がありますが、その骨よりも指1本分ほど下にあるツボです。

ちょうどうなじとぶつかる辺りだと思ってください。安眠はその名の通り、不眠や寝不足を解消し快眠に導くツボです。

ツボを指で刺激してみると睡眠不足の人は痛みを感じますので自覚のない隠れ不眠の人も自分の健康チェックのために是非刺激してみましょう。

 

(押し方)
両手の親指を安眠のツボにあてて、強く揉んで刺激してみるか、人差し指、中指、薬指の3本を使って横にさすりながら刺激しましょう。

2,天柱(てんちゅう)

首のちょうど後ろ側の髪の生え際辺りに左右にくぼんでいる場所にあります。

天柱というツボは自律神経を整える代表的なツボです。自律神経が正常に働くことで不眠は解消されます。

他にも頭痛を和らげたり、肩コリの解消、疲労回復、疲れ目、ストレス解消、肝臓の働きを良くするというような効果もあり万能のツボです。

 

(押し方)
両手を使って、3秒ほど押して離し、また3秒ほど押すという刺激を繰り返します。

段々血流が良くなるので頭が軽くなったような気分になります。また、温かいタオルを当てて刺激する方法もあります。

 

3,完骨(かんこつ)

耳たぶのすぐ後ろに触れる骨がありますがそこから少しずつ後ろに指を滑らせると少し山になっていますが、その山を越えると5ミリほど後ろ側に凹んでいる箇所があります。

ここが完骨といわれるツボですが、抑えると少し痛みを感じます。

完骨を刺激すると肩コリ、頭痛、首のこりなどの解消になりますがリラックス効果があるので不眠解消のツボにもなります。

 

(押し方)
両方の人差し指でグリグリと小さな円を描くように1分ほど刺激してみましょう。

 

4,風池(ふうち)

風池は眼精疲労や肩コリを解消するために有効なツボです。

また、自律神経失調症を解消するためのツボでもあり、不眠に悩む人には効果があります。

風池を刺激すると血流が得なるので頭や首周りが非常にリラックスします。

脳の働きを良くすることや全身の働きを良くすることもできます。

最近疲れているなと感じている人は是非刺激してみましょう。

耳の後ろがわに出ている骨から2センチほど首側にあり、首の付け根あたりにあります。

天柱というツボと場所がよく似ていますが、風池は耳の裏のツボで、髪の生え際よりも少し上側にあります。

天柱よりも外側にあると考えましょう。

不眠を解消するツボでもありますが、眠ってはいけない時に眠気に襲われた時に風池を刺激することで血流が良くなって頭が冴えるので眠気を無くすことにも使えます。

 

(押し方)
両方の手のひらを大きく広げ、親指を風池に当てて頭全体をつかむように刺激します。

3秒押して、また3秒休む感覚で数回行います。

痛気持ちいという力加減で刺激しましょう。

 

5,百会(ひゃくえ)

百会というツボは多数の経絡が交わるという意味を持ち、いろいろな健康に役立つ効果のあるツボで万能ツボとして有名です。

不眠解消の他、ストレスを解消したり、自律神経を整えることのできる癒しのツボです。

百会の場所は頭のてっぺんにあります。

頭のてっぺんの点と左右の耳の穴をつないだ線と左右の眉の中心を上げていった線との交点です。

抑えると少し柔らかくて凹みを感じます。

 

(押し方)
両手の中指で気持ちいい程度に押します。

ぐいぐい押すというよりは、何度がゆっくりおして刺激する方法を20回ほど繰り返します。

体の中心に向かって指で押さえると良いでしょう。

また、中指で少し早めに軽くトントンとリズミカルに刺激するのも効果的です。

癒しのツボですのでお風呂上りなどの体がリラックスした状態に刺激を与えるとより効果的です。

 

6,湧泉(ゆうせん)

足の裏のつま先からかかとまでの長さの約三分の1のところにあるくぼみの中にあります。

足先から三分の1の辺りにあるくぼんだ場所です。

土踏まずではないので注意してください。湧泉は安眠のためのツボとして有名です。

眠れない時にここを刺激すると自律神経が整ってくるので眠くなってきます。

寝つきの悪い赤ちゃんなども優しくこの湧泉を刺激してやるとすやすやとよく眠ります。

 

(押し方)
両手の親指を使って強くグイグイ刺激します。

痛いほどに感じても大丈夫です。

指に力のない人はツボを刺激するための棒を利用するとよいでしょう。

 

7,合谷(ごうこく)

手の甲にある安眠のためのツボです。手の親指と人差し指の骨の交わるところに合谷があります。

気持ち人差し指に近いところにあると考えましょう。

寝付けない夜に刺激していると段々眠気が出てきます。

痛みにも効果がありますので、生理痛や歯痛、関節痛がある人も効果があります。

また、便秘に悩む人や近視、目の病、鼻炎、ニキビ、認知症にも効果があります。

 

(押し方)

手を広げてもう片方の手の親指でツボを強めに刺激します。

 

8,失眠(しつみん)

名前の通り、眠れない夜に刺激すると効果があります。

足の裏にあるツボで不眠だけでなく、むくみ、下半身の冷え、関節痛、神経症、うつ、腎臓疾患、頻尿、乏尿、のぼせなどにも効果があります。

足裏は第二の心臓と呼ばれるように血流を促すためには非常に大切な場所です。

失眠は足の裏のかかとの真ん中にあります。かかとエリアの中心にあると考えましょう。

 

(押し方)
手の親指を使ってかかとの中心をぐいぐいと強い力で垂直に押しましょう。

手に力がない人はツボ押しの棒を使ってぐいぐい刺激すると効果があります。

また、自分の握りこぶしで20回ほど失眠を叩いて刺激するのも良いです。

 

9,太陽(たいよう)

太陽は不眠や頭痛や顔のむくみ、眼精疲労に効果があります。

場所は顔のこめかみから少しだけ目尻よりにあります。

 

(押し方)
両手の人差し指をツボにおいて3秒押して離すという動作を数回繰り返しましょう。

刺激するとこめかみの辺りの血流が良くなったということが実感できます。

 

10,お灸という方法

自分で指やツボ押しの棒を使って刺激するという方法が一般的ですが、お灸を使ってツボを刺激する方法もあります。

ドラッグストアなどでは簡単に自分でできるお灸を購入することができます。

普通に指の力でツボを刺激するよりもお灸の熱によってツボを刺激すると効果が高くなりますが、お灸は少し難しいと考える人は温めたタオルなどを使ってみるのも良い方法です。

不眠は血流が悪いことが原因している場合も多いですのでツボを温めるというのは良い方法です。

自分ではなかなか出来なくても家族の人などに手伝ってもらうと簡単にお灸を自宅で活用できます。

 

まとめ

身体のツボを刺激することで不眠症の悩みは解消しますが、ツボというのは体中にたくさん存在しているために素人ではなかなか確実なツボの箇所を把握することが難しい場合があります。

せっかくツボによって不眠を解消しようとしているのに間違ったツボを押したてしまい、かえって逆効果になったり、体の状態を悪くするツボを刺激していては意味がありません。

そこでツボの場所にあまり自信のない人は鍼灸医院やツボのマッサージをする専門店などに行ってみて専門家に不眠に効くツボをしっかりと教えてもらうというのも良い方法です。

そうすることによって正しいツボの位置が自分でも把握できますし、身体や生活のどの点が悪いために不眠になるのかという的確なアドバイスを受けることが出来るので安心です。

また、自分でツボを刺激していて体調が悪くなったり、不眠が解消されない場合なども一度ツボの刺激を中止しましょう。

ツボの刺激というのは薬などと違って副作用などがない、完全に安心なものであるという認識を持った人もいると思いますが、体調不良を感じている場合、刺激する場所によっては悪かったり、不眠症の症状が酷くなる場合もありますので注意することも大切です。

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