
ぐっすり眠りたい!と願っている人は、毎日使っている寝具のマットレスに注目してみましょう。
快眠するためには、まず身の回りの環境をアップさせることが大切です。
その中でもマットレスは寝ている間はずっと身体をしっかり支える重要アイテムです。
人間は一生のうちの3分の1ほどの膨大な時間を睡眠に費やしているのですから、リビングルームのソファーを選ぶよりも、もっと慎重に自分にあったマットレスを用意すべきなのです。
快適なマットレスは今以上の睡眠の質を良くし、快眠できること間違いなしです。
どのようなマットレスが快眠できるのでしょうか?
その選び方について考えていくことにしましょう。
この記事の目次
マットレスの重要性をわかっていない?
快眠するためには、心の安定や体調というものが大きく関係していますが、それと同様に寝ている周りの環境がしっかり整っていなければぐっすり眠ることはできません。
光が煌々としていたり、うるさい部屋ではいくら心や身体の具合が良くても快眠できません。
特に、マットレスというのは睡眠時間中、身体を密着させているものですし、身体を全面的に委ねています。
このマットレスが自分にとって快適でなければ熟睡することもできませんし、朝起きても何となく身体が痛かったり、だるかったりという症状を起こしかねません。
マットレスなんてどれもそんなに変わらないと、適当に家にあったものを長年使っている方はいませんか?
もしかしたら自分にあっていないものを使っているにも関わらず、ずっと適していないマットレスに慣れてしまい、不快とさえ感じていない人や、快眠できないのは他に原因があるように勘違いしている人もいます。
全く適していないにも関わらず、関心がないために睡眠に悪い環境を作っていることさえ気が付いていないケースが実は多いのです。
もし旅行や出張などでホテルや旅館に泊まり、いつもと違う寝具で眠ってみるとぐっすり快眠できたり、はたまた全く眠れなかったりすることがあるという経験は誰にでもあると思います。
ふかふかなもの、ちょっと硬いものなど明らかに違いがありますが、本当に自分にあっもので眠ってみると、マットレス一つでこんなにも睡眠の質に違いがあるのかと強く実感できるはずです。
仰向けの姿勢とマットレス
人はどのような体勢で眠ると一番リラックスできるのでしょうか?
背中や腰に負担をかけない姿勢は真っ直ぐに立っているときの姿勢です。
しかし、立って眠るわけにはいきませんので、立ったままの姿勢を90度傾けて仰向けの姿勢、つまり仰向けで眠る人が多いと思います。
しかし、中には横向きやうつ伏せで眠る方が快眠できるという人もいるでしょう。
確かに自分が一番リラックスできる姿勢で眠りたいという声もありますが、横向きで眠ると背骨が大きく湾曲したり首や肩に負担がかかります。
いつも同じ方向ばかりで眠っていると身体が歪んでしまいます。
うつ伏せは仰向けと単に180度違うだけでまっすぐに眠っているので良いのではないかと思われますが、内臓を下にしていることで内臓に負担をかけます。
また、胸やお腹が圧迫されていると楽に呼吸ができません。
快眠のためには呼吸と言うのは非常に重要です。
また、うつ伏せで眠ると首を左右どちらかに向けて眠るので首や肩が凝ってしまいます。
このような理由からも分かるように人間が一番長時間リラックスして快眠できる寝相は仰向けということになります。
仰向けの姿勢で自分にあったマットレスを選ぶことでより一層快眠につながります。
人間の背骨は真っ直ぐではない
人間の背骨を横から見ると真っ直ぐではないということを知っていましたか?
実は首から腰までつながる背骨は2つのカーブ状になっています。
一つは後頭部から胸にかけて、もう一つは胸から腰にかけてです。
大きく全体を見ると2つのS字になっています。
直立している時の腰の辺りの背骨の隙間は4~6センチほどですが、仰向けで熟睡するためには腰あたりの背骨の隙間を2センチほどに支えることが大切とされています。
背骨をピンと張って立っている状態よりも背骨の湾曲が少し緩やかになる程度仰向けになることが出来ると身体が自然の状態に近くリラックスして快眠できます。
マットレスは硬い方がいい?柔らかい方がいい?
立った時の背骨の湾曲を少し小さくして仰向けに眠るためには、背骨の湾曲を支えるマットレスでなければいけません。
よく「ふかふかのベッドの方がよく眠れた!」などということを聞きますが、ふわふわのマットレスを実際に使ってみると、自分の体重をしっかり支えることができないので、体重が重いと深くマットに沈み込んでしまいます。
その結果、背骨の湾曲が立っている姿勢よりも深く湾曲してしまいます。
特に胸とお尻の部分が深く沈むために腰に大きく負担がかかります。
ふかふかの柔らかいマットレスに寝ると背骨に負担がかかるのでその負担を身体が軽減させようと、寝ている間に色々な方向に身体の向きを変えます。
ふわふわのマットレスに寝ていると寝返りが多くなるのはこのためです。
では硬い方が良いのでしょうか?マットレスが硬いとなんとなく快眠できないイメージがある人は多いような気がします。
例えば、硬いフローリングに仰向けになったと想像してみましょう。
なんとなく、気持ちも身体のリラックスはしませんし、少し寝転んだだけで、肩や背中、腰、お尻が痛くなることが予想できることでしょう。
フローリングは極端ですが、マットレスが硬すぎると、直接自分の体重が触れている部分を感じやすくなります。
圧力もかかるので身体を流れている血流も悪くなるので身体は血流を確保するために寝相を常に変えて眠るようになります。
また、背骨が立っているときのように湾曲しないので骨と骨の隙間がなくなって痛くなります。
マットレスがふかふかに柔らか過ぎても、硬すぎても快眠できないということが分かっていただけたのではないでしょうか。
適度な硬さが大切
硬すぎても柔らかすぎても人間は快眠できずに、睡眠中でも無意識に身体を守ろうと寝返りを頻繁にして血流を確保したり、骨への圧迫を回避させようとします。
ぐっすり朝まで必要以上に寝返りもせずに仰向けで快眠するためには自分にあった適度な硬さを持つマットレスを使う必要があります。
では、どのような状態が自分にとって、適度な硬さのマットレスかと言うと、背中の湾曲幅が直立時の湾曲の半分ほど、約2センチほどの湾曲であることがベストであるとされています。
寝具売り場で試してみる
人間がリラックスして快眠するためには背骨の湾曲の程度が非常に大切です。
背骨は人間にとって非常に重要な神経がたくさん通っていますし、無理な力がかかると快眠出来ないだけでなく健康に問題を起こす危険もあります。
このように考えると自分にあった最高のマットレスを見つけることはなかなか容易ではないと考えてしまいますが、まずはマットレスを購入するために大型ショッピングセンターやデパートの寝具売り場へ足を運んで見ましょう。
寝具売り場だけでも非常にたくさんの商品があります。最近は寝具にこだわっている人も多いので、ほとんどの寝具売り場ではベッドにマットレスを敷いたものが色々と用意されており、様々な種類の商品を実際に横になって試してみることができます。
寝転んでみて、腰やお尻の辺りがぐんと下がるような感覚があるものは自分にとっては柔らかすぎますし、逆にマットレスに触れた部分が辛く感じるならば自分にとっては硬すぎるマットレスということになります。
また、仰向けだけでなく横向きにもなりましょう。
横向きになると体の側面の凹凸が激しいので背骨をなかなか真っ直ぐに保つことができにくいのです。
仰向けの姿勢では良くても、横向きで寝てみると、腰や肩など身体の出っ張りが痛く感じたり、硬く感じるならばもう少し柔らかいマットを選ぶ必要があります。
このように実際に色々と試してみると自分が心地よいと感じる快眠マットレスはどのようなものか分かりますし、専門家の意見も聞くことができますので是非一度寝具売り場に行って様々なマットレスを試してみましょう。
低反発マットレスとは
低反発マットレスという言葉は耳にしたことがあるでしょうが、これは簡単に言うと柔らかいマットレスです。
柔らかいので身体を守られているように深く包み込むような感覚があるので快眠できて寝心地が良いと感じる人もいます。
また、血流が悪くなることがないので必要以上の寝返りをすることもありませんし、手足のしびれがある人などは低反発マットレスを使用することでしびれを解消してくれます。
しかし、柔らかい使用感を出すために使われる素材が一般的には通気性が悪いものが多いので、寝ている間に身体から放出されている熱や汗がマットレスの中でこもり湿ったり、蒸れたりする原因になります。
このため、雨の多い季節や夏の暑い時期などは通気性が問題で寝心地の悪いマットレスになりやすいのです。
また、柔らかいマットレスは耐久性が悪いので最初は寝心地が良くても弾力のないマットになってしまいます。
長く低反発マットレスを使用するためにはマメに風通しの良い日影で干して湿気を取りましょう。
また、いつも同じ方向で使用しているとクッションが悪くなるので上下を変えたり、裏表を変えたりして使うと良いでしょう。
高反発マットレスとは
高反発マットレスというのは簡単に言うと、硬めのマットレスのことです。
低反発マットレスは柔らかく身体を包み込んでくれる使用感ですが、高反発マットレスは睡眠中での正しい姿勢を保ってくれるので肩や腰にかかる負担が少ないのです。
低反発マットレスは身体を包み込むような感覚がありますが、深く沈みこんだ腰やお尻などに負担がかかりやすいのですが、高反発マットレスはマットに接触している部分で体圧を分散するので腰痛や肩コリを緩和してくれます。
しかし、横向きで眠るという人にとってみれば高反発では背骨が大きく歪んでしまいます。
歪みを解消するためにはマットレスとの隙間が最も大きくなる腰の部分はクッションなどをおく必要があるかもしれません。
高反発マットレスは比較的通気性が良いものが多いので湿度の面では快適かもしれません。
ダニや菌の温床になるリスクも低いですし、洗濯ができる素材が多いので子供がおねしょしても洗濯できるので衛生的です。
また耐久性もいいので長く使えるのが良いのですが、高価格なものが多いのが難点です。
マットレスの価格
マットレスの価格は様々です。寝具専門のブランド品だとノンブランドのマットレスよりも高くなります。
また、マットレスの素材によっても値段が大きく異なります。
数千円から購入できるものもありますが、中には数十万円もする高価なものもあります。
やはり、高価なものは素材がよいことと耐久年数が長いということが言えるでしょう。
しかし、寝心地というものは自分が実際に寝てみないと分からないので高いから良いものであるということは言えません。
ぐっすり眠れるマットレス おすすめランキング
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4,腰痛でお悩みの方へ!安心の日本製!体圧分散マットレス【高反発マットレス ラクーネ】

5,安眠できる新しいマットレス【あんみん】

まとめ
快眠のためには寝具の選定は非常に大切です。
季節などによって掛け布団などを変えたりすることはあってもなかなかマットレスが自分に適しているかどうかを気にかける人が少ないと思いますが、快眠したいのであればまずマットレスから見直しましょう。
快眠のためのマットレスというのは人それぞれ違います。そのため、このマットレスならば快眠できるというものはありません。
個人で実際に店を訪れ、色々なものを試してみて一番寝心地が良いと思うものを選ぶ必要があります。
口コミや値段だけで実際に試していないのに購入するのは快眠のためのマットレスを選ぶ方法としてはよくありません。
また、店を訪れていると寝具の専門家が実際にマットレスを使用した時の状態をチェックしてくれますし、アドバイスをしてくれるのでおすすめです。
マットレスの硬さは柔らかいものから硬いものまで様々ありますが、必ず自分の体にフィットするものを選びましょう。
ただし、快眠したいのであれば、少し硬めの中から選ぶよう心がけてくださいね。