睡眠改善インストラクター監修・快適な睡眠のための情報メディア
  1. TOP >
  2. 寝るときに体がかゆくなる10の原因と対策まとめ

寝るときに体がかゆくなる10の原因と対策まとめ

  • 最終更新日:2018.10.23
  • 公開日:2018.10.18
寝るときに体がかゆくなる10の原因と対策まとめ

眠ろうとして布団に入ると、何となく体がむずむず、チクチク、ざわざわとかゆみを感じたり、気になってしまうことはありませんか?何か虫にでも刺されたのかなと思ってむずむずする場所を見ても特に腫れているわけでもないのに、引き続き眠ろうとしてもかゆみが気になってなかなか眠れないことがあります。どうして寝るときに限って、全身がかゆくなるのでしょうか?その原因と対策についてみていきましょう。

寝るときになると、かゆくなる10の原因とは?

寝るときになると、かゆくなる10の原因とは?

アトピーなどの皮膚疾患もないのに、布団に入っていざ眠ろうとすると体がむずむずするので気になって眠れないことがあります。体が何となくかゆくなる原因とは何なのでしょうか?

1,ツメダニ

体のかゆみを感じる部位に、赤い発疹がある場合には、布団にいるツメダニに刺されてかゆみが出ているのかもしれません。ツメダニの刺し跡は2つではなく1つです。そのため暗い場所などでは気が付きにくいことも少なくありません。

ツメダニの大きさは成虫でも0.5~0.8ミリほどしかないため、非常に小さく、見つけようと思っても肉眼ではなかなか確認できません。ツメダニの刺す場所は体の中でも柔らかい部分が多く、パジャマなどで覆われている場所を狙います。特にお腹や太ももを好むため、パジャマを着ていると、例えかゆくても刺されているかどうかさえ、認識できません。

また、刺されてすぐにかゆみが出ると言うわけではなく、刺されてから5~8時間時間経つと患部が腫れ始め、かゆみが強くなります。布団に入ってからかゆみを感じる場合、刺された直後と言う訳ではなく、1日前に刺されたかゆみとなります。

 

2,マダニ

一般的なマダニは成虫で3~4ミリほどあります。吸血した後は1センチほどに大きく膨らみますので、焦げ茶色や黒い虫がはっきりと肉眼でも確認できます。しかし、マダニにもいろいろな種類があり、一般家庭で生息するマダニは0.5ミリ以下の小さいものが多くなっています。

手足などパジャマから出ている部分を刺し、皮膚に付くと皮膚を切り裂いて歯を差し入れて吸血してきます。マダニに刺されるとかゆみだけでなく感染症にかかることもあるので、刺された原因がマダニと分かった場合には、できるだけ早く皮膚科などを受診することが大切です。

ペットを飼っている家庭では、ペットが外部からマダニを持ち込むこともありますから特に注意するようにしましょう。

 

3,チリダニ

チリダニは夏場、布団などでよく繁殖しているダニです。成虫でも0.3ミリほどしかありません。非常に小さく、色も乳白色であるため、布団の色と同化して、なかなか肉眼で確認することができません。しかし、チリダニは人を刺したり噛んだりしません。

チリダニの死骸や糞によってアレルギー反応を起こすことでかゆみが出ます。皮膚を刺すこともないので赤い発疹はできませんが、布団に入るとなんとなくかゆいような感覚がする場合にはチリダニによって体がアレルギー反応を起こしているからかもしれません。

ぞわぞわと何かが這い上がってくるような感覚がする時は、チリダニが布団の中で大量繁殖している可能性も考えられます。

 

4,ハウスダストによるアレルギー

ダニと共にハウスダストの原因になっているのがホコリです。家の中ではたくさんのホコリが空気中に舞っています。特に、布団などには見えないダストがたくさん積もっていますので、ハウスダストのアレルギーがある人がホコリのついた布団で寝ているとアレルギー反応で体にかゆみを覚えます。

 

5,乾燥肌・敏感肌

空気が乾燥する秋から冬にかけて、特に布団に入ると体全体がかゆくなることがあります。乾燥する季節は皮膚のバリア機能がどうしても低下してしまうため、乾燥肌や敏感肌も発症しやすくなり、かゆみの原因となります。

こうした乾燥肌や敏感肌は肌の皮脂や水分量、が深く関係しており、遺伝と言うことも少なくありませんが、外的要因も考えられます。入浴時に刺激の強いボディーソープで洗ったり、ナイロンタオルでゴシゴシ擦り過ぎたり、熱いお湯に長時間浸かったりすると肌のバリア機能が一時的に下がってしまいますので、肌がかゆくなってしまいます。

紫外線を浴びることでも、肌のバリア機能は低下し、肌がかゆみを覚えます。このバリア機能を整えるためには、十分な保湿が必要となりますが、こうした肌ケアをせずに肌が悪い状態のまま寝ようとすると肌がむずむずチクチクして、眠る時にかゆみを感じてしまうことになります。

 

6,洗剤アレルギー

洗剤の刺激により肌がアレルギー反応を起こし、かゆみが出てくることもあります。特に洗濯用の合成洗剤には界面活性剤、香料、酵素、保存料など数多くの化学物質が入っています。洗浄力の強い合成洗剤ほど化学物質が多く使われている傾向があり、その多く含まれる化学物質が肌に触れることでかゆみが出ます。

洗濯用の洗剤は布団のシーツ、枕カバー、パジャマ、タオルなどを洗う時にも使うものですが、すすぎが足りなかったり、繊維に洗剤が残っていると、眠る時肌がアレルギー反応を起こしてかゆみを覚えます。洗剤アレルギーは洗濯用洗剤だけに限ったことではありません。

最近よく使われている香料が入った柔軟剤や漂白剤、スプレーのりでも同じような症状が出ますので気をつけましょう。

 

7,繊維アレルギー

布団などの寝具やパジャマ、タオルと言った繊維そのものにアレルギー反応を起している可能性も考えられます。繊維アレルギーと聞くと多くの人が化学繊維によるアレルギーだと考えると思いますが、化学繊維でなく自然素材である綿や麻、絹などでもアレルギー反応は起こります。

かゆみの原因を探るのはとても難しいですが、もし寝るときに体全体がかゆくなり、長く続くようであれば、繊維アレルギーの可能性が高くなります。他の繊維に変えてみると良いでしょう。

関連記事 快眠するために大切なパジャマの選び方8つのポイント

 

8,食生活の乱れ

添加物や油分の多い食事を食べていたり、過度なダイエットをしていると皮膚の細胞が活性化されないため乾燥の原因になります。乾燥肌は、肌のバリア機能も低下させてしまいますので、かゆみの要因となります。

関連記事 不眠症に効くおすすめの食べ物と、効果のある成分はこれ!

 

9,精神的なストレス

肌のかゆみは肌そのもののトラブルだけで感じるものではありません。精神的にストレスを抱えていると自律神経の交感神経が常に優位になり自律神経失調症を招きます。睡眠中は自律神経の副交換神経が優位になることで深く眠ることができますが、ストレスが加わると自律神経のバランスが崩れてしまうため、過剰にヒスタミンという物質が分泌され、体がかゆくなります。

関連記事 ストレスと不眠症の関係とは?原因と正しい解消法

 

10,むずむず脚症候群

むずむず脚症候群は最近認知度も上がり、その病気の存在が多くの人に知られるようにもなりました。寝ようとしていると何となく脚がむずむず、チクチクしてきて落ち着いて眠れないという病気です。

むずむず病とも呼ばれていますが、脚だけでなく、手や背中など体全体がかゆくなるという人もいます。脚の表面がかゆいというよりも、脚の奥、内側がなんとくチクチク、むずむずして、気になるのに、直に掻くことができない、じっとしていられない、痛い、虫が脚を這い上がってくるような感覚を覚えます。

この病気の原因はまだはっきりしていませんが、むずむずかゆくなっている患部に問題があるのではなく、脳が関係しているのではないかと言われています。

1つはドーパミンの機能低下です。ドーパミンとは、自律神経である交感神経から分泌されるアドレナリンや副腎から出るノルアドレナリンの元となるものです。ドーパミンが不足すると大脳基低核の機能が低下して筋肉における緊張が異常に高まったり、いつもと違った感覚が現れたりします。ドーパミンを作る酵素の補酵素として鉄が必要ですが、鉄が体に不足することでドーパミンが減少し、むずむず脚症候群になると言われています。

他にも糖尿病、運動不足、座りっぱなし、静脈瘤、腎不全、慢性関節リュウマチでもむずむず脚症候群になる可能性があるとされています。

関連記事 むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の原因と対処法とは?

 

寝る時にかゆくなる場合の対策

寝る時にかゆくなる場合の対策

眠る時にかゆみを感じる場合、どのような対策を行っていけば効果的にかゆみを鎮めることができるのでしょうか?その方法を見ていくことにしましょう。

 

乾燥肌のケア(保湿)

肌に水分がなくなってくるとかゆみが出ます。つまり、乾燥肌や敏感肌の人は入浴後に保湿クリームを塗ってケアするだけで随分とかゆみを抑えることができます。

また、乾燥していなくても高温のお風呂に入らないようにしたり、紫外線に当たらないようにするとかゆみを感じることもなくなります。

 

洗剤の選定

化学物質がたくさん使われている合成洗剤を使用することによって、夜にかゆみが出る場合には、無添加の洗濯石鹸や界面活性剤を使っていない自然な洗剤に変えてみると良いでしょう。合成洗剤の方が汚れも取れやすいと思っている方も多いと思いますが、部分的に漂白剤などを使って工夫すれば洗濯石鹸などでも十分汚れは落とせます。

 

ダニ対策

ダニに噛まれることによってかゆみが出たり、ダニの死骸や糞が寝具にあることでかゆみが出ている場合にはダニを除去することで夜のかゆみ対策ができます。

まずは布団のシーツ、ベットカバー類を洗濯しましょう。毛布などの分厚いものもダニの住処になりますので、長く洗濯やクリーニングをしていない場合は綺麗に洗ってしっかり天日に干して乾かしましょう。敷布団や分厚い掛け布団はコインランドリーの大型洗濯機でも洗濯できないこともあるので定期的にプロのクリーニングに出してケアします。

大切なことはダニやダニの死骸を寝具に残さないことです。しっかり乾燥させて、布団をはたいて死骸を落としたり、専用の掃除機でじっくりと時間をかけて死骸を吸い取ることで大部分のダニを取り除くことができます。

長年使用している寝具の場合には、時期を見計らって新しいものに変えるか専門の業者に依頼してクリーニングに出してみると良いでしょう。

 

寝具素材の見直し

ある日突然かゆみが出た場合、愛用してきた寝具が原因であることは考えにくいと言えるでしょう。しかし、最近寝具を買い換えて新しくしたばかりで体がかゆいと言う場合には寝具の素材がかゆみの原因になっていることが考えられます。

そばアレルギーの人がそば殻を使った寝具を使うと、その粉末が体内に入ってしまいかゆみが出ることがあります。そばアレルギーの人は寝具にそばが使われていないかどうか確認しましょう。

羽毛布団であまり品質が良くないものは羽が外部に出てきたりして、羽毛に雑菌が繁殖する可能性もあり、これもかゆみの引き金となります。

寝具は試して買うことができないため、自分に合うものを探すのも難しいですが、かゆみで眠れない場合には睡眠不足から睡眠障害になる可能性もあるので、できるだけ早く体質に合った素材の寝具に変更するようにしましょう。

関連記事 知っておきたい!快眠できる掛け布団の選び方10選!

 

ダスト対策

布団や寝具にホコリが溜まっている場合もかゆみの原因となりますので、洗濯をしてしっかりと乾燥させほこりを落としたり、掃除機で丁寧にホコリを取り除きましょう。自分で行うのが面倒な場合には専門の業者さんにお願いして綺麗にするか、新しいものに買い直すことでも対応出来ます。

また、寝ている部屋は特にしっかりと掃除をするようにしましょう。何日も掃除をしていなかったり、空気中にホコリが舞っていると、夜空気の流れが止まることで、人が眠っている下部にホコリが落ちてきてしまいます。拭き掃除まで行い徹底して綺麗にしたり、空気清浄機を使ってみるのも簡単にできるダスト対策です。

関連記事 掃除機だけではダメ!完璧な布団や毛布のダニ対策とは?

 

薬の服用

色々なアレルギー反応で夜になるとかゆみが出ることもありますが、自律神経のバランスが悪いとかゆみの原因となっているヒスタミンが過剰に分泌され、激しいかゆみが出てしまいます。アレルギー反応でヒスタミンの分泌が多くなってしまう人にはヒスタミンの働きを抑える効果のある抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの服用がおすすめです。医療機関を受診し、処方してもらいましょう。

 

自律神経を整える

自律神経を整える

ストレスや不規則な生活、体の疲れなどが大きくなると副交感神経が優位にならないことでかゆみが強くなりますし、眠気も出ません。このため、副交換神経を活発にするために日頃からリラックスできる環境を整えておくことが大切です。

深くゆっくりとした呼吸をしたり、お腹の底から笑ったり、音楽を聴いてリラックスしたり、マッサージやストレッチをしたり、半身浴をするなどして副交感神経を優位に立たせ、かゆみをあまり感じずに入眠をスムーズにするようにすることが大切です。

関連記事 自律神経をやさしく整え、安眠できる音楽とは?

 

まとめ

眠りにもかゆみにも深いかかわりのある自律神経のバランスを整え、毎日の快眠につなげていきましょう

寝るときに全身がかゆくなることは良くありますが、その原因は様々です。ダストやダニが原因の場合は、それらを取り除いくようにしましょう。また、洗剤アレルギー、食物アレルギー、繊維アレルギーの場合はアレルゲンを排除するよう心がけましょう。

精神的なストレスで体にかゆみが出る場合は、ストレスがたまらないように規則正しく生活することで寝るときの体のかゆみも随分楽になります。かゆみを減らすためには、自律神経を整えることも大切です。

眠りにもかゆみにも深いかかわりのある自律神経のバランスを整え、毎日の快眠につなげていきましょう。

関連記事
人気記事ランキング
カテゴリー
人気キーワード
特集記事