
布団に入ってもなかなか寝つけない、睡眠時間はしっかり取っているのになぜか疲れが残っている、そんな時はアイマスクを試してみませんか。
アイマスクは、睡眠の質を上げるのに効果的なアイテムです。
海外の映画や飛行機の中でもアイマスクを使っているのを見かけますし、実は芸能人にもアイマスクを愛用している人が多いのだそうです。
最近では、安眠効果にプラスアルファの機能を併せ持つ製品もたくさんあります。
そこで、アイマスクを使用することのメリット、どのような種類のアイマスクが販売されているのか、そしてアイマスクを選ぶ際にチェックするべき事など、アイマスクの選び方について伝えしていきます。
不眠症で困っている方、睡眠障害で悩んでいる方、質の良い睡眠を手に入れたい方、短時間でもしっかり寝たい方、飛行機や電車の移動中に快眠したい方、アイマスク選ぶ時にはぜひ参考にしてください。
この記事の目次
アイマスクを使った方が良い理由
私たちは、夜にしっかり眠ることで一日の疲れを回復させます。
睡眠には、身体だけでなく脳も休ませる働きがあるのです。
ですから、夜に質の良い睡眠を充分にとれていないと前日の疲れが残ってしまい、それが何日も続くと身体にも脳にもどんどん疲れが溜まっていきます。
そして、疲れを残さないようにするには、寝ている時に成長ホルモンが多く分泌されなければなりません。
つまり、成長ホルモンが分泌されるには睡眠が必要だということです。
しかもただ眠ればいいというわけではありません。
成長ホルモンは、深い眠りに入ったときほど多く分泌されるという性質を持っていますので、睡眠の質がとても重要になってきます。
布団に入っても寝つくのに時間がかかる、睡眠時間は充分でも眠りが浅い、そのような状況では成長ホルモンがしっかり分泌できません。
そこでアイマスクなのです。
寝たい時に素早く眠れる環境を作り、眠りを妨害するものから守ってくれます。
特に飛行機や電車で長時間移動する時になどに、周りの人や光に邪魔されずぐっすり眠るアイテムとして有効です。
アイマスクを使ってスムーズに眠りに入ることができれば睡眠の質も上がり、睡眠の質が上がることで成長ホルモンがたっぷり分泌され、成長ホルモンの分泌によって疲労も完全に回復でき、一日の疲れを翌日に残すことなく元気に動けるということです。
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アイマスクを使うと眠りに入りやすくなる理由
眠るためには、睡眠ホルモンとも呼ばれる「メラトニン」が分泌されなければなりません。
メラトニンは、朝起きて太陽の光を浴びてから約14~16時間後に分泌されます。
ですが、分泌されるはずの時間に周囲が暗くなっていないとメラトニンが正常に分泌されず、寝つけなかったり眠りが浅くなったりします。
たとえば、寝室の電気を消しても保安球は点いたまま、ということはありませんか?ドアやカーテンの隙間から光が入っていませんか?
メラトニンは、目から入る光によって分泌が抑制されます。
とくに強い光や青白い光はメラトニンの分泌を妨げてしまいます。
寝室の電気を消して目を閉じただけでは、メラトニンが分泌されるのに最適な環境とは言えないのです。
そのため、アイマスクによって全ての光をシャットアウトすることが望ましくなります。
アイマスクは光を完璧に遮断してくれるので、メラトニンの分泌が活性化して眠りに入りやすくなり、深い良質な睡眠を手に入れることができるのです。
寝つきが悪い入眠障害や、夜中に頻繁に目が覚めてしまう中途覚醒などの睡眠障害の方にはとくにオススメできます。
アイマスクの使用で得られる5つの効果
1,質の良い睡眠を手に入れられる
アイマスクは目から入る光を遮断して眠りに入りやすくします。
メラトニンが分泌される時間に合わせてアイマスクを使用すると、メラトニンの分泌がより活発になり、早く寝つけて深く眠れます。
睡眠時間があまり取れない場合でも、アイマスクの安眠効果によって熟睡しやすくなり、身体と脳をしっかり休ませることができます。
2,寝る環境を作りやすい
市販されているアイマスクのほとんどが、完璧と言っていいほど光を遮断してくれます。
ですから、夜の就寝時だけでなく、仕事場での休憩時間や長時間運転する時の仮眠に、飛行機や電車での移動中に仮眠をとる時にも、アイマスクを着けることで寝る環境が作りやすくなり、短時間でも深く眠ることができます。
仕事が忙しい、残業つづきで寝る時間がない、家事や育児に追われてゆっくり眠れないなど、まとまった睡眠時間を確保するのが難しい場合は、日中の仮眠でもアイマスクをうまく利用しましょう。
3,睡眠モードへの切り替えがしやすい
布団に入ってからもスマートフォンを見ていたり、本を読んだり、テレビを見ながら寝るという人も多いようですが、それではいざ寝ようと目を閉じてもなかなか睡眠モードに入れません。
たった今までスマートフォンや本やテレビから脳に刺激を与えていたのですから、「さぁ寝るぞ」といっても脳はすぐには切り替えられないのです。
ましてメラトニンの分泌を妨げる青白い光や強い光を見ていたわけですから、寝る体勢に入るのは難しくなります。
アイマスクは、装着することで一気に睡眠モードに切り替えられるという魅力を持っています。
光を遮断して眠りやすい環境を作るのもそうですが、アイマスクを着けることで意識も眠る方向に自然とシフトするのです。
そしてこの習慣が身に付くと、アイマスクをして布団に入るとすぐに眠れるようになり、より睡眠の質が高くなります。
また、不規則なシフト勤務や昼夜逆転の生活の改善、海外から戻ったばかりの時差ボケ対策などにもアイマスクは有効です。
眠りたい時間に眠れるようになれば、体内時計を調整することはそれほど難しくなくなります。
そして、不眠症や睡眠障害で眠れない方にもアイマスクは活用して欲しいですね。
安眠効果があって手軽に使えるという利点もあり、副作用などを一切気にする必要がないので、試着だけでもしてみる価値はあると思います。
4,疲れた目を癒すことができる
私たちの生活の中で、目はいつも酷使されています。
パソコン・スマートフォン・テレビ・小さな文字が並んでいる新聞や雑誌、とくに近年ではパソコンなどのブルーライトが問題になっています。
目が疲れてくると眼精疲労やドライアイになって、放っておくと偏頭痛や肩こりも引き起こします。
そんな目の疲れを取り去るには、まず充分な睡眠が必要です。
ですが、疲れが溜まりすぎていたり睡眠不足だと、それだけでは改善されなくなります。
そんな場合には、目を温めてくれるホットアイマスクを利用しましょう。
目を温めることで目のまわりの筋肉もほぐれ、血行が良くなって疲れた目が癒されます。
また、まぶたを温めることで、ドライアイの原因となっている油膜不足も解消されやすくなります。
疲れ目を感じている方や日頃から目が疲れやすい方は、温めるタイプのアイマスクも活用してみてください。
5,アイマスクには美容効果も期待できる
アイマスクは、目を覆うことだけでも目のまわりの血行を促し、目の下のクマやくすみが改善されます。
寝る前に目元スキンケア用品を塗っておけば、肌に良く馴染んで浸透率も高まりますよ。
ホットアイマスクを使用すると、美容効果はさらに上がります。
目の疲れもとって、血行促進の働きから目のまわりの小ジワや乾燥にも効果的だと期待されているのです。
まさに一石二鳥の、女性には嬉しい効果です。
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安眠に効果的なアイマスクの選び方6つのポイント
今やアイマスクはどこででも買えます。
ネットでの販売や100円均一でも売られているので、手軽さや値段の安さから購入するという方も多いようですが、本当に質の良い睡眠を得るためにアイマスクを選ぶのなら、やはり一度は試着してから購入を検討する方がいいですね。
では、どんな点に気をつけてアイマスクを選ぶのがいいでしょうか。
1,目から入る光をしっかり遮断してくれるか
アイマスクといえば光を遮る遮光性が重要だと思われがちですが、実はアイマスクの生地自体にはそれほどの差はありません。
もともと光を遮るために作られているのですから、どのアイマスクの生地にも遮光性はあります。
ただ、アイマスクの生地が明るい色だと光を遮断する意味がなくなります。
黒や濃い色など、目を薄く開いても気にならない暗い色を選びましょう。
また、生地が薄いアイマスクも遮光性が弱くなりますので、厚手の生地のものを選んでください。
2,装着した時にフィット感があるか
アイマスクは生地の遮光性も大事ですが、もっと重視するべきなのは装着した時のフィット感です。
アイマスク自体は良い物でも、自分の頭や目元や鼻に密着していないようではその隙間から光が入ってしまい、せっかくの遮光性が損なわれます。
また装着している間にずっと違和感や不快感があると、ストレスになって逆に眠れなくなってしまいます。
伸縮性があって着けていても快適だと感じられる、自分に合ったアイマスクを見つけてください。
3,ベルトの調整ができるものを選ぶ
アイマスクには、耳にかけるタイプと頭に巻くタイプがあります。
耳にかけるタイプでは耳が痛くなったり睡眠中に外れてしまうことありますので、頭のまわりをゴムで1周させてベルトで固定するタイプを選ぶ方がいいでしょう。
耳への負担もなく、寝ている間に外れる心配もありません。
また、頭の形や大きさには個人差がありますので、アイマスクがズレて光が入り込んでしまわないよう、ベルトを頭のサイズに調整して固定できるタイプのものを選びましょう。
4,目元にフィットするものを選ぶ
顔の中でもとくに目元は凹凸があるので、隙間なくフィットするものを選びましょう。
また、寝ている時に眼球運動を妨げないよう、眼球を抑えすぎないかも重要です。
立った状態と横になった状態ではフィット感も変わってきますので、試着する際に、実際に横になるか、顔を横になった状態にして確認してみてください。
5,鼻を圧迫しないものを選ぶ
アイマスクは眼鏡と同じような形をしています。
装着した時に鼻を押さえつけるようなものは、最初は違和感だけでも時間が経つと痛みになってきます。
圧迫感がないのに隙間ができないような、長時間装着していても負担に感じないものを探しましょう。
6,素材にも気をつける
アイマスクは直接肌に触れるものです。
しかも長時間着けたままになりますので、なるべく良い素材で肌に優しいものを選びましょう。
また、夏場などは通気性がないと蒸れてしまい、寝苦しくなって快眠の妨げとなります。
光はしっかり遮断して通気性もある、というのが望ましいですね。
ちなみに、最近は吸水速乾性タイプのアイマスクも販売されているようです。
遮光性にプラスされた機能をもつアイマスク
アイマスクが光を遮ることで安眠効果を得られるのはもちろんですが、遮光性の他にもさまざまな機能を併せ持つアイマスクがあります。
ホット機能
使い捨てのタイプ、電子レンジで温めて繰り返し使えるタイプ、電源付きの「温めモード」が搭載されているタイプ、があります。
これらはホットアイマスクとも呼ばれ、目を温めることで眼精疲労やドライアイを改善する働きがあります。
また保湿効果もあり、目の下のクマや小ジワやくすみとりなど、女性に嬉しい美容効果も期待されています。
アロマ機能
アロマを入れる専用のポケットが付いたタイプ、アロマの香りが付いている使い捨てのタイプ、があります。
アロマには癒しの効果もあり、自分の好きな香りを楽しみながら寝ることができます。
ヒーリングサウンド機能
アイマスクに内蔵されたスピーカーからヒーリング効果のあるサウンドが流れてきます。
耳から入る癒し効果で、より眠りにつきやすくなります。
睡眠コントロール機能
装着するだけで睡眠をコントロールするアイマスクです。
脳波・筋電図・眼球の動き、この3つの要素を測定して最適な睡眠を提供してくれるというもので、短時間でも効果的な睡眠を得られます。
また、目覚まし機能が付いているのも便利です。
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アイマスクと耳栓のW使いでさらに安眠効果が上がる
アイマスクと耳栓を併用することで、安眠効果はさらにアップします。
光も雑音も遮断された完全な暗闇になるため寝つきやすくなり、光や雑音に邪魔されることなく深く眠れるのです。
アイマスクも耳栓も、付け始めは違和感覚えるかもしれませんが、何回か使っていくうちに慣れるでしょう。
質の高い睡眠が欲しい方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
アイマスクは、睡眠の質を高めるのに効果的なアイテムです。
私たちの生活の中ではどこに行っても光があり、それは夜になっても同じです。
完全な暗闇というのは作るのが難しいものなのです。
たとえばキャンプなどに行った時、夜は電気もないため真っ暗になります。
その夜はなぜかぐっすり眠れて、朝の目覚めもいつもよりスッキリしていた、そんな記憶はありませんか?
アイマスクは、キャンプの夜のような効果を得ることができるうえに、いつでもどこでも使えます。
睡眠は私たちが生きていくうえで必要不可欠で、質の良い睡眠は私たちの脳と身体を健康に保ってくれます。
眠れない方も眠る時間がない方も、今回のアイマスクの選び方の記事を参考いただき、試してみることをオススメします。
そして、不眠症や睡眠障害をかかえている方こそ、睡眠の改善のために是非一度アイマスクを検討してみてください。