【不眠症体験談】漢方と生活習慣の改善で不眠症を克服
- 最終更新日:2017.03.31
- 公開日:2017.03.31

この記事の目次
6年間続いた不眠症
宮城県在中 32歳 K・M様の体験談
私が不眠症になったのは、かれこれ7年ほど前からで、不眠症だった期間は6年間になります。
最初はなんとなく寝つきが悪いなぁという感じでしたが、1年ほど経つと床に入って3時間経っても眠れず酷い時は一睡もできなくなりました。
そのうち仕事に差し支えるようになってきたので、心療内科を受診したところ、医師は不眠症の原因は仕事のストレスからと診断しました。
仕事で朝9時出社、夜11時帰宅の毎日
当時の私はシステムエンジニアとして働いておりまして、朝9時に出社し夜11時に退社するという生活をしていました。
仕事のストレスからか、家に帰っても眠れないのでお酒を飲みネットの動画をぼんやりを眺める日々でした。
不眠症になってから気がついたのは、非常に思考が後ろ向きになるということです。
床に入っても眠れない時間が長い為、その時間に一日にあった嫌なことや辛かったこと。
酷い時には10年以上前にあった辛かったことや恥ずかしかったこと、人を傷つけてしまったことなどをどんどんと思い出し、気分がどん底まで沈んでいくのを感じました。
うつ病発症を機に本格的な不眠治療に
そんな状態が4年ほど続き、ついにうつ病を発症しました。
そこで一旦仕事を休職し、本格的に不眠治療に取り組むことにしたのです。
心療内科の医師は薬を処方せず、ただ体を休めるようにと言ったのでそのまま数ヶ月過ごしました。
しかし体は元に戻って行きましたが、不眠症は相変わらずでした。
漢方薬と生活改善で徐々に結果が現れる
そこで、近くの総合病院にある漢方外来を受診することに。
漢方外来では1種類の漢方薬(半夏厚朴湯)を処方され、なるべく湯に溶かして飲むように指示を受けました。
あとは眠る前にお酒を飲むことを止め、テレビやスマホを見ることもやめるようにと指導されました。
そして最後に風呂に毎日入り、眠る時に生姜湯や葛湯・あたためた牛乳などを飲み、心を落ち着けるようにと指示を受けました。
そして休職中の約1年間、辛抱強くこれらのことを試したところ、徐々に睡眠が取れるようになっていったのです。
最初はネットや携帯を見ることができず、時間が長く感じましたが、そのうち一晩で2~3時間は眠れるようになり、気がついたら床に入って1時間程度で眠れるようになりました。
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一番嬉しいのは季節の移ろいに気づくようになったこと
私の場合は仕事での過度のストレスがきっかけになったと感じたので、休職可能期間を過ぎた後に会社を退職しました。
当時は収入や今後の将来に不安を感じましたが、今ではベストな決断だったと考えています。
以前と比べると人間関係も良好ですし、人に接する時に余裕をもって話をすることができるようになりました。
一番嬉しかったのは、季節の移ろいに気がつくようになったことです。
眠りの窓口スタッフから
長時間の仕事が毎日続くと、身体は疲れていても交感神経が高ぶったままになってしまい、なかなか眠れないということがよく起こります。
そのような時、ぬるめのお風呂に入って身体を温めたり、温かい飲み物を飲んだりすると副交感神経に切り替わりやすくなります。
もちろん、生活スタイルや生活習慣を改善することは何よりも大切です。
季節の移ろいなど、ちょっとした廻りの変化に気づく余裕ができて本当に良かったですね。
K・M様、貴重な体験談を有難うございました。
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