【不眠症体験談】夫婦で不眠症になり、早い段階に睡眠薬で対処
- 最終更新日:2017.03.30
- 公開日:2017.03.30

この記事の目次
軽い症状が続き、気づいたらひどい不眠症
東京都在中 33歳 もも様の体験談
東京都に住む33歳のももです。4年前に不眠症になりました。
初めは夜中に何度も目が覚めたり、朝になってもなかなか起きれないという軽い症状でした。
そのような状態が1か月ほど続き、気がついた頃にはひどい不眠症になっていたのです。
寝てる間ずっと夢を見ているような状態で、自分が寝ているか起きているかもわからないようになり、目をつむっているだけで、脳も体も全く休んでいない状態でした。
また、寝ている間に大量の汗をかいているようで、常にのどが渇いていました。
夫は夜中に数十回目を覚ます不眠症
不眠症の原因は、おそらく夫の不眠症に引きづられたのだと思います。
当時、夫は仕事で悩んでいて軽い鬱になっていました。
夫は不眠症になり、寝つきは良いのですが、寝入りしてから30分後には目が覚め、夜中に数十回以上目を覚まし、そのたびにトイレに行き、大きな声で独り言を言ったりしていました。
その自分の状態を、心配させてはいけないと私に相談せずに隠していたのですが、ある時夫が睡眠薬を飲んでいるのを見つけ、夫がひどい不眠症だということに気づいたのです。
それ以来、夜中に夫の行動が気になり、夫のトイレの音などで目が覚めてしまい私も不眠症になってしまいました。
また、同じ時期に流産をしてしまったことも、ますます不眠症をひどくしする原因に。
初期の流産だったので、周りの人たちには「よくあることだよ。若いしまた次頑張ってね。」と軽く言われ、誰もわかってくれない悲しみで夜中ずっと流産のことを思い出していたのです。
不安から心療内科で睡眠薬を処方してもらう
不眠症が続き、4か月ほどが経つと一日中眠たくボーとしていて、頭痛や耳鳴りもひどくなり体調も悪くなっていきました。
夜中に目が覚め時計を見ると、まだ夜中の12時だったり、寝入りから30分で目が覚めたりと、毎日朝が来るのが苦痛で、一生眠れないかもしれないと恐怖すら感じるようになっていったのです。
このままでは、また妊娠することはできないと思い、不眠症を改善する努力を始めました。
心療内科に行き、全ての事情や不眠症のことを話し、睡眠薬を処方してもらいました。
薬を飲むと、本当に意識がなくなるように眠りに落ち、飲んでから5時間はぐっすり寝れました。
5時間後には、だんだん薬が切れてくるのか、ぼんやり目が覚めてしまいます。
それでも5時間はしっかり寝れるようになり、体調もかなり良くなりました。
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コーヒーを減らし、寝る前のTVや携帯も見ないでリラックス
睡眠薬に加えて、大好きなコーヒーを午後以降に飲むことをやめました。
今まで、午後に2杯は飲んでいたコーヒーを、朝1杯だけに抑えるようにしてカフェインの取りすぎを抑えるように。
コーヒーの代わりに、暖かいミルクかカフェインなしのハーブティーや豆乳ココアを飲む習慣をつけました。
また、寝る2時間前には、テレビや携帯を見ないようにしました。
照明もメインの電気は消し、足元の間接照明だけで寝るまでの2時間を過ごしました。
さらに、好きな音楽をイヤフォンで聴きながら、お気に入りの香りのアロマも炊きました。
そのようにリラックスした時間を作り、体も脳も眠る準備をすることで、今では不眠症はほぼ改善され、夫もよく眠れるようになりました。
私は、子どもができ授乳中なので睡眠薬は飲んでいませんが、夫はまだ睡眠薬を手放せてはいません。
次の日が休みの金曜日や土曜日の夜は睡眠薬を飲まなくても眠れるそうですが、平日はやはり睡眠薬がないと眠れないようです。
私も夫も早い段階で病院に行き、不眠症を自分で認め、睡眠薬などの対策をしてよかったと思っています。
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眠りの窓口スタッフから
睡眠薬を使用したくないと考える方も多いですが、不眠症が深刻になった場合は、まずお近くの病院で相談されることをお勧めします。
睡眠薬には確かに副作用もありますが、不眠症が続くことのほうが心身にとってはよほど問題です。
また、睡眠薬だけに頼るのではなく、生活習慣の改善を同時に実施しましょう。
そうすることで改善が早まりますし、薬に依存することも少なくなります。
もも様、貴重な体験談を有難うございました。
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