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カプサイシンを摂るとよく寝れるって本当?効果とデメリットは?

  • 最終更新日:2018.09.27
  • 公開日:2018.09.25
カプサイシンを摂るとよく寝れるって本当?効果とデメリットは?

カプサイシンという成分を摂取することで質の良い睡眠がとれるということを知っていますか?カプサイシンはキムチなどの辛味成分ですが、睡眠効果をはじめ色々な効果があるのです。カプサイシンのすごい効果とデメリットについてまとめてみました。

カプサイシンとは辛味成分?

カプサイシンとは辛味成分?

 

カプサイシンとは唐辛子に含まれる辛味の主成分です。無色の結晶で脂溶性なので、アルコールには溶けますが、冷たい水にはあまり溶けません。カプサイシンは唐辛子を含む食品に多く含まれていますが、辛味を消すためにガブガブと水を飲んでも一向に口の中の辛味成分が落ちないのはカプサイシンが脂溶性であり、水では洗い流せないからです。

カプサイシンは食欲を増進させると言われ、カプサイシンの辛味は舌のカプサイシン受容体で感じます。つまりカプサイシンを含むキムチなどを食べると痛いような辛味を感じると思いますが、あの辛味は味ではなく正に痛みだということです。

カプサイシンは長期間保存しても辛味を失い難い特徴があり、世界中で様々な料理に使われています。

 

カプサイシンを摂取すると?

カプサイシンを摂取すると脳に運ばれて内臓感覚神経に働き、副腎のアドレナリンの分泌を活発にします。アドレナリンが分泌されると汗がたくさん出たり、強心作用が働きます。

また、血流が良くなりますので体温も上がります。

 

カプサイシンの色々な効果とは

カプサイシンの色々な効果

 

熟睡効果

何となく夜に激辛のものを食べると刺激で眠れなくなるというイメージはありませんか?意外ですが、夜に辛味成分のカプサイシンを摂取すると睡眠の熟睡度が上がり、翌日のパフォーマンスが向上したという実験結果があります。床に付いてスーッと一気に深い眠りに入れることは、眠りの質が良いという証です。

スムーズに深く眠りに付くためには睡眠に入る直前に体温を一気に下げることが重要なポイントになります。人間は入眠時に約1℃ほど体温を下げますが、体温の落差があるほどスムーズな入眠ができます。

体温の落差を作るためには就寝時間の少し前までに体温をグンと上げ、その反動で今度は体温を下げる必要がありますが、睡眠に向けて体温がより下がりやすくなるため、眠りも深くなります。

辛味成分であるカプサイシンを就寝前の食事などで摂取すると血流が良くなって体温を一気に上げることができますので、その後の体温落差に繋がります。

 

睡眠のためには何時ごろ摂取すればいい?

就寝時間前に体温を通常よりも上げておくことで入眠がスムーズになりますが、就寝時間直前にカプサイシンを含む食材を食べると寝るまでに体温が上がりませんし、食べてすぐに寝ると消化にエネルギーが使われることで睡眠の質が下がってしまいます。

このことから考えても、カプサイシンを摂取するのは、就寝前2~3時間が理想と言えそうです。カプサイシンをたくさん含むキムチ鍋などは寒い冬によく口にするものですが、夏に食べるのもおすすめです。代謝も良くなりますし、発汗作用も得られます。

また、腸内環境を良くするので睡眠ホルモンであるセロトニンの分泌量も増やします。

 

ダイエット・肥満予防効果(脂肪の分解と燃焼)

カプサイシンは発汗の元となる成分です。カプサイシンはカロテノイドの一種で唐辛子の果皮に多く含まれていますが、痛覚神経を刺激することで辛味を感じ、汗が出ます。

また、カプサイシンを摂取するとアドレナリンが分泌され始めますので、エネルギー代謝が良くなり、脂肪分解酵素であるリパーゼが活性化されます。そしてリパーゼが活性化すると体に蓄えられている脂肪が分解されてエネルギーに変わります。つまりカプサイシンを摂取することで脂肪が燃焼を始めますので、ダイエットや肥満予防につながることになります。

ダイエット目的であっても、カプサイシンは脂溶性なので、熱に強く油に溶ける性質を生かし、油を使った料理に上手く取り入れていきましょう。

 

血行促進

カプサイシンは中枢神経を刺激する働きがあり、中枢神経を刺激するとアドレナリンが分泌されることでエネルギー代謝が活発になります。エネルギー代謝が活発になることで、体がぽかぽかと温まり血流が良くなります。

 

冷え性改善

カプサイシンは代謝が上がり、血行を良くする効果があります。血行が良くなり、体の隅々の毛細血管に至るまで血流が良くなると体全体がぽかぽかと温まり、冷えがなくなることにつながります。

キムチなどを食べると顔が赤くなったり、体がぽかぽかしてきますが、それを利用して冷え性の改善につなげましょう。

 

肩コリ改善

肩コリになる原因は、筋肉がこわばって血流が悪くなるためですので、血流を良くして筋肉をほぐすことで肩コリの改善が期待できます。カプサイシンを摂取することで血流が良くなるので、肩の痛みも徐々に減っていきます。

 

薄毛改善

薄毛は頭皮の血行不良が原因の1つです。頭皮の血流が悪くなると髪の毛に養分が行き届かなくなるため、髪が弱ってしまうことでと抜け毛も増えてしまいます。

カプサイシンは血流を上げてくれますし、血流が頭皮に十分な栄養を届けてくれますので、育毛効果が期待できると言う訳です。

 

疲労回復

カプサイシンを摂取するとアドレナリンが分泌されるので、エネルギー代謝や新陳代謝が上がります。そして体の代謝が上がると体の中から疲労が回復するため元気になります。

また、血流が良くなるので疲れにくい体を作ることができます。

 

食欲増進

体が疲れているときや夏場などは食欲が落ちてしまうことで体力減退につながりますが、カプサイシンの辛味は舌や胃を刺激して食欲を増進させる働きがあります。

辛すぎる刺激は食欲が落ちてしまう恐れもありますが、適度な辛味成分が食欲を刺激しますので、食欲がなくて体力低下が心配な時はカプサイシンを含む食品を食べてみると良いでしょう。

 

殺菌作用

カプサイシンには胃腸を殺菌する働きがあります。このため、食中毒が懸念される季節などは意識的にカプサイシンを摂取すると安心です。

ただし、ある程度刺激のある成分なので大量に食べると胃腸に対して刺激が強すぎてしまい、粘膜を荒らしてしまう危険があります。食べ過ぎない程度に少しずつ摂り入れることが大切です。

 

胃液分泌増進

カプサイシンを摂取すると胃腸が刺激されて動きが活発になります。胃液も分泌も良くなりますし、腸のぜん動運動を活発にします。

 

神経痛の軽減

カプサイシンは舌の痛覚を刺激します。辛味は味ではなく痛みであるということです。

この痛みがストレスになり、ストレスを解消するために脳から指令がでて副腎からアドレナリンの分泌が促されます。アドレナリンが多量に分泌されると体の痛みを感じにくくなりますので神経痛が軽減されます。

美肌効果

カプサイシンを摂取することで血行が良くなって、代謝が上がるので肌にとっても非常に良い効果をもたらしてくれます。

 

カプサイシンを摂るデメリット

カプサイシンを摂るデメリット

 

胃炎を起こす危険がある

カプサイシンの辛味は痛覚です。痛みを感じさせる成分であるカプサイシンは刺激が強い成分です。適量のカプサイシンを摂取するとメリットもたくさんありますが、過剰に摂取したり、胃腸が弱っている人がカプサイシンを摂取してしまうと、過度な刺激となり炎症を起こす危険性があります。

食欲がないという人が食欲を出すためにカプサイシンを摂取するのは良いのですが、過度に摂取すると逆効果にもなりますので注意しましょう。

 

下痢になる

カプサイシンは腸の動きを活発にします。腸の動きとは、腸を収縮させて内容物を先へ移動させるので排便をスムーズにするためにも有効と言えますが、過剰に摂取しすぎると腸の動きが活発になりすぎて逆に下痢を起こしてしまうことがあります。

 

味覚が鈍くなる

人間は舌の付け根にある味蕾(みらい)という器官で味を感じています。しかし、唐辛子のようなカプサイシンをたくさん含む食品は、多量に摂取し続けると味蕾にもダメージを与えてしまいます。

そのダメージから、味蕾の数そのものが減少してしまうため、味を繊細に感じ取ることが難しくなってしまいます。

 

毒と認識している国もある

ヨーロッパの国の中にはカプサイシンを多く含むキムチは毒性があるので輸入を禁止している国もあります。そして日常的にキムチを大量に消費する韓国でも、実はカプサイシンには毒性があると認めています。

カプサイシンは単体では特に問題はありませんが、他の物質と同時に摂取することで癌になるリスクを高めるとされているためです。

 

脳に与える影響

人間は痛みや強い刺激を外部から受けると脳にストレスを感じます。痛覚を刺激するカプサイシンを摂ることで脳は無意識にストレスを感じているのです。

ストレスを感じた脳は副腎からアドレナリンを増加させることによって痛みを回避する仕組みとなっています。アドレナリンは決して悪いものではありませんが、大量に分泌されてしまうと大脳辺縁系の扁桃体や海馬に損傷を与えます。その結果、精神疾患のパニック障害やうつ病、睡眠障害を発症します。

実際にカプサイシンを多量に摂取する韓国では火病と言われ、韓国人特有の精神疾患になると言われています。

 

癌のリスク

カプサイシン自体に発ガン性はありませんが、カプサイシンを大量に摂取することでナチュラルキラー細胞の放出障害が起きて癌の発生を促すという研究結果があります。ナチュラルキラー細胞はガン細胞を死滅させる重要な細胞ですが、この免疫細胞が放出されなくなることで癌のリスクが上がると言われています。一方、カプサイシンとショウガを同時に摂取すると癌リスクが下がるという研究結果もあります。

 

カプサイシンが含まれる食べ物

カプサイシンが含まれる食べ物

 

唐辛子

唐辛子1gあたり3mgほどカプサイシンが含まれています。唐辛子はカプサイシンを含む食材の代表格と言えます。

 

ししとう

唐辛子よりも辛味の少ないししとうは唐辛子よりは含有量が少ないとされています。ししとうにもとても辛いものもありますが、辛味の弱いものもあります。唐辛子が苦手な人はししとうを食べることでカプサイシンを摂ることができます。

 

タバスコ

辛味の強い調味料として有名なのがタバスコです。ピザを少しスパイシーにする際によく使いますが、辛味が強いものほど含有量が多くなります。

 

辛味に弱い人は炒め物、揚げ物がおすすめ

カプサイシンを摂りたいけれど、唐辛子などの辛い味が苦手という人は加熱して食べるようにすると良いでしょう。唐辛子は脂溶性の色素成分があるので熱や油と非常に相性が良い食材です。炒める、揚げるなどの調理法で唐辛子などを食べると生で食べたときよりも辛味を感じにくくなります。

また、炒めたり、揚げたりすることで効能が落ちることもありません。

 

カプサイシンの適量は?

カプサイシンは適量を摂取するとメリットが多い成分ですが、過剰に摂りすぎると悪影響もあります。厚生労働省の日本人の食事摂取基準にはカプサイシンの適量は記載されていませんが、一般的には1日に6mgほどがカプサイシンの適切な量とされています。唐辛子で言うと、1日に5~10gほどの摂取で代謝がアップしたという研究結果もあります。

それに対し、カプサイシンを過剰摂取すると命の危険もあるとされています。致死量は体重1キロに対して60mgですから、体重が50kgの人は3000mgを一気に大量摂取すると非常に危険です。

ただし、余程のことがない限り、一度にこれだけのカプサイシンを摂ることはありません。程よい量を摂取してみると良いでしょう。

 

まとめ

カプサイシンを摂取すると体温が上がることで入眠がスムーズになったり、深い質の良い眠りになるので睡眠効果も高くなります。

 

キムチなどに含まれるカプサイシンという成分は体内に入ると脳が副腎からアドレナリンを分泌するように命令します。アドレナリンが分泌されると代謝が良くなり、血行も良くなるので体温が上がったり、脂肪の燃焼を促します。カプサイシンを摂取すると体温が上がることで入眠がスムーズになったり、深い質の良い眠りになるので睡眠効果も高くなります。

しかし、カプサイシンを過剰摂取すると様々なリスクも同時に上がってしまいますので、注意しながら食事に取り入れていくことが大切です。睡眠のためにカプサイシンを摂るのであれば、6mgを目安に、就寝前2時間から3時間前に摂るよう心がけましょう。

睡眠に限らず色々な効果のあるカプサイシンですから、上手に摂取してたくさんのメリットの恩恵を受けてくださいね。

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