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【保存版】高血圧には寝不足注意のワケ!血圧上昇のリスク対策とは?

【保存版】高血圧には寝不足注意のワケ!血圧上昇のリスク対策とは?

睡眠不足、不眠症に頭を抱えている方はいませんか?

始めは眠ることができないために、昼間なのに眠い、だるいと感じる症状しかありませんが、その状態が続くことで体はやがて悲鳴を上げます。

寝不足は生活習慣病など大きな病気を発症する危険性が潜んでおり、その一つに高血圧があります。

高血圧は年齢が高い方が発症する病気との認識が一般的のため、自分はまだ大丈夫だろうと軽く考えている方も少なくありませんが、実はそんなことはありません。

寝不足が続くと高血圧になってしまうのです。

高血圧は自覚症状がないため、発見が先送りとなることも多く、進行すると死に至る可能性のある恐ろしい病気です。

ここでは、そんな高血圧と睡眠の思わぬ関係性について見ていくことにしましょう。

高血圧ってどんな病気?

高血圧ってどんな病気?

 

高血圧と言う言葉を聞いたことがあると言う方も多いと思います。

高血圧は字の示す通り、血圧が上がってしまう病気です。

血圧が少し高いと言うだけなら、「あまり問題ないのでは?」と言う方も多いと思いますが、高血圧が怖いと言われるのはその合併症です。

動脈硬化を引き起こすリスクが高まるのがその代表と言われています。

動脈硬化は血管の弾力がなくなったり、血管の中が狭くなることを言いますがが、高血圧はこの血管に圧力をかけてしまうため、その抵抗に耐えようと動脈の血管の内腔を狭くしてしまいます。

つまり血管の膜を厚くしてしまうのです。

血管の膜が厚くなれば、より血液は流れにくくなるため、高血圧になることになってしまい、より血管の壁が厚くなると言う悪循環が起こります。

最終的には脳や心臓の血管が破裂やつまりを起こし、脳出血、脳こうそく、狭心症や心筋梗塞で死に至ってしまう恐ろしい病気です。

また、他の合併症には腎臓病など挙げられます。

腎臓病も透析などが必要となる重い病気です。

この恐ろしい病気を引き起こす高血圧は、実は睡眠と深い関係があることが近年の研究で明らかになってきています。

では睡眠不足が、どのような仕組みで高血圧に至ってしまうのでしょうか?

 

高血圧になる原因は?

高血圧は遺伝的なものが原因となって起こるとも考えられていますが、それと同時に生活習慣によってもリスクを高めてしまうと考えられている病気です。

その多くは肥満や塩分過多などと言われていますが、睡眠不足によるものも原因ではないかと考えられるようになりました。

実際に高血圧患者の約1割が睡眠不足と言う報告があります。

つまり、睡眠不足に陥っていると、高血圧を発症してしまう何らかの原因を作ってしまうかもと言うことです。

健康な体、精神を維持するためには睡眠を欠かすことができないように、高血圧を防ぐためには、寝不足にも注意が必要なのです。

 

睡眠不足と高血圧の関係 寝不足が高血圧につながる原因とは?

睡眠不足と高血圧の関係 寝不足が高血圧につながる原因とは?

 

高血圧になる原因が睡眠不足にあるとされている理由は交感神経と副交感神経の関係にあります。

交感神経は起きている時に主に働いている神経でアドレナリンなどがその代表ですが、寝ている間には反対の副交感神経が働いています。

この仕組みが睡眠不足で崩れてしまうことで高血圧を引き起こしてしまうと考えられています。

その詳しい原因を見ていくことにしましょう。

 

血圧リズムの乱れ

高血圧の原因となる血圧は一日中同じ数値と言うわけではなく、行動などに伴って日内変動を繰り返しています。

近年では24時間血圧計測が可能となったことで、その仕組みが詳しく分かってきました。

血圧は、私たちの体温と同じく起床前から上昇を始めます。体を動かすために必要な交感神経を働かせるためです。

また、夜間は副交感神経を有利にするため、血圧を下げています。

寝ている間と起きている間を比べると、一般的に健康な人は10%から20%低くなるディッパー(リズム)を刻みますが、睡眠不足が続いている方や不眠症の方は、この血圧変動に異常があり、全く血圧が低くならない方(ノンディッパー)や血圧が下がり過ぎてしまう方(エクストリーム・ディッパー)が見られます。

おそらく睡眠できずに起きてしまうことで、体の交感神経が有利になるため血圧を上げ始めたり、習慣性からそのリズムが乱れ必要以上に血圧を下げてしまうと言った症状が起きてしまうからでしょう。

詳しい原因などはまだ解明中ですが、ノンディッパー、エクストリーム・ディッパーの方は、睡眠不足なだけでなく、高血圧の方が多く、同時に脳血管障害、心肥大、脳こうそくが起こりやすいことが明らかとなっています。

つまり結果だけ見ても、睡眠不足は高血圧を招き、その合併症である病気を発症していると言えます。

 

寝不足による精神的不安定さ(ストレス)が原因?

寝不足は皆さんご存知の通り、精神にも影響を与えます。

イライラや、やる気のなさ、うつ、ストレスなどをため込んでしまうことに。

こうした精神的不安定さは、副交感神経より交感神経が高まっている状態です。

神経と密接な関係のある血圧は交感神経が高まることで上がるため、ストレスなどがたまると血圧は上がることになります。

これも寝不足が高血圧につながる原因と言われています。

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>>ストレスと不眠症の関係とは?原因と正しい解消法

 

血圧は体内時計を持っているから

上記でも記した通り血圧には一定のリズムがあります。

これは一日ごとに繰り返すもので、睡眠に深い関係のある体内時計と同じです。

体内時計は脳にあるだけでなく、内臓などの臓器にもあると言われていますが、血圧のリズムの変動から見ても分かる通り体内時計は血圧にも影響を及ぼしています。

つまり、睡眠不足や不眠症などの症状があり、体内時計が正確に刻まれていないと、血圧のリズム自体も乱してしまうと言うわけです。

睡眠不足、不眠症が高血圧を引き起こしてしまうのも頷けますね。

 

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睡眠中に血圧を上げてしまうその他の原因

睡眠中に血圧を上げてしまうその他の原因

 

睡眠不足、不眠症が血圧を上げてしまう理由は上で挙げた原因がすべてではありません。

この他にも睡眠時に血圧上昇を招く原因が色々考えられます。

そのいくつかを紹介していきます。

睡眠不足、不眠症と合わせ、血圧が高いと指摘されている方や遺伝などの可能性のある方は気を付けてみるといいでしょう。

 

アルコールと喫煙

アルコールは、眠る前に飲むと言う方が多いと思いますが、アルコール摂取後3時間ごろにその毒素は分解されます。

毒素の分解には内臓を働かせる必要があるので、どうしても交感神経が優位に立ち、そのため血圧の上昇が見られます。

眠ろうとしていてもどうしても目が覚めてしまうと言う方が多いのもこのためです。

血圧も同時に上がることになりますので、もともと血圧が高いと言う方は特に注意が必要です。

関連記事
>>寝酒は不眠症の解決に効果がない?アルコールの飲み過ぎと不眠の関係

 

また、喫煙も血圧を上げてしまう原因の一つです。

ニコチンは一定時間しか体内にとどまらないため、寝ている間に禁断症状を覚えることになります。

禁断症状を伴うと交感神経が刺激され、副交感神経が抑えられてしまいますので、睡眠不足を招いてしまうだけでなく、血圧の上昇がみられます。

アルコールと並行して控えるようにして見るといいでしょう。

 

就寝前の食事

就寝前に食事をとると言う方も多いと思いますが、これも血圧に影響してきます。

食事をして寝てしまうと、眠った後も消化に内臓を動かす必要があります。

そのため、交感神経が優位に立ち、血圧を上げてしまうのです。

帰宅時間などが遅いと食事の時間もどうしても後退してしまい、難しいこともあると思いますが、食事をとる時間帯にも気を付けるといいでしょう。

関連記事
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ストレス・悩み

ストレスや悩みがある時は、考えたり、興奮して眠れないと言うことも多いと思いますが、こうしたストレスがある時は副交感神経よりも交感神経が優位に立っている状態です。

そのため血圧も上がることになります。

本来であれば血圧が下がることで副交感神経が刺激され眠気を覚えますが、その逆の状態が続いてしまうため、眠ることさえできなくなってしまいます。

不眠と高血圧の2つの悪循環が重なってしまいますので、ストレスや悩みなどは溜めないことが大切です。

 

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が止まってしまう、または極端に呼吸が弱くなる睡眠障害です。

血液は酸素を運び役目もありますので、呼吸が止まっている間は血圧が上げ、体はこの深刻な状況を回避しようとします。

そのため、睡眠中に覚醒してしまうだけでなく、血圧の上昇が常に起こる睡眠を繰り返していることになります。

睡眠時無呼吸症候群の方の中には高血圧の方が多くなっています。

寝ている時間は、特に高血圧だけでなく、心筋梗塞などを起こす危険性も高まりますので、要注意と言えます。

睡眠障害である睡眠時無呼吸症候群を改善するためにも一度専門の機関を受診してみるといいでしょう。

関連記事
>>睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状と、自分でできる4つの対策

 

睡眠不足による高血圧リスクを減らすための対策

睡眠不足による高血圧リスクを減らすための対策

 

睡眠不足による高血圧は対策をとることでリスクを下げることが可能です。

睡眠の悩みはすぐに解消するものではないため、時間はかかってきますが、リスクを回避するためにも対策を理解し、実践していくよう心がけてみるといいでしょう。

 

一日5時間以上の睡眠を心がける

高血圧に限らず、健康のためには一日7時間眠るのが良いとされていますが、この時間に深くこだわる必要はありません。

ただし睡眠は健康を維持するために欠かすことのできないものですので、例え不眠症、睡眠不足だとしても一日5時間以上の睡眠を心がけてみるといいでしょう。

夜眠る時間をとるために早く布団に入ってみたり、昼寝をしてみるのも良いでしょう。

昼寝はほんの数分で睡眠不足を解消できる手段です。

ただし昼寝すぎてしまうと夜また眠れないと言うこともありますので、ほどほどにするようにしましょう。

関連記事
>>睡眠負債を解消するのに『昼寝の最適時間』があった!より効果的な6つのコツとは?

 

質の良い睡眠を心がける

質の良い睡眠をとることができれば少ない時間でも、満足いく睡眠をとることができます。

寝る時間が思うように取れない睡眠不足の方などは、まず睡眠の質に着目し、快眠を目指していくといいでしょう。

良い睡眠であれば起きた直後に、疲れを感じることもありません。

気持ちの良く目覚めることができますので、心掛けてみるといいでしょう。

睡眠の質を上げる体操やマッサージ、入浴、運動、食事などを考え、いくつか並行して実行してみましょう。

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>>睡眠の質を高めるための方法20選!

 

生活習慣を見直す

上でも紹介した通り睡眠不足、不眠症だけが血圧上昇の原因ではありません。

そのため、血圧を上げてしまう要因を排除することも、高血圧のリスクを減らす対策と言えるでしょう。

たばこやアルコールなどをやめてみる、ストレスを溜めない、食事の内容を塩分控えマなものにしてみたり、取る時間帯を考えることで、高血圧になる原因がなくなりますので、リスクを抑えることができるだけでなく、睡眠不足、不眠も問題も解消できます。

ぜひ生活習慣の見直しを検討してみましょう。

 

睡眠サプリを使ってみる

睡眠薬とは異なり、睡眠のためのサプリがたくさん販売されていますが、そうしたサプリメントを使用してみるのも高血圧のリスクを回避する対策と言えるでしょう。

自分に合う睡眠サプリを見つけることができれば、高血圧のリスクを減らすだけでなく、不眠の悩みも解消できます。

口コミや商品レビューなどもネット上には商品ごとにたくさん紹介されていますので、そうした意見を参考にしながら自分により良いものを選んでみるといいでしょう。

筆者がいろいろ試した睡眠サプリのレビューはこちらからご覧ください。

 

suayyto

まとめ

睡眠不足、不眠症と高血圧の関係は複雑に絡み合っています。

 

睡眠不足、不眠症と高血圧の関係は複雑に絡み合っています。

そのため、不眠が原因となって高血圧を引き起こすこともありますが、高血圧が不眠を引き起こすこともゼロではありません。

不眠と高血圧のリスク、双方を分けて考えず、つなげて対策をとっていくことがベストな方法です。

また、高血圧は、睡眠だけでなく、普段の生活習慣やストレスなどその原因も色々です。

健康に良いと思える習慣を身に着けていくことで睡眠不足、不眠症、高血圧のリスク回避がいっぺんに解決できますので、この機会に自分の生活を見つめなおしてみましょう。

特に遺伝などもともと高血圧のリスクが高い方は、不眠の問題をできるだけ早く解決していくことを考えましょう。

快眠と健康の両方をぜひ手に入れてくださいね。

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