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自律神経をやさしく整え、安眠できる音楽とは?

  • 最終更新日:2017.03.13
  • 公開日:2017.01.24
自律神経をやさしく整え、安眠できる音楽とは?

人間の自律神経と音楽には大きな関係があるとされています。

音楽を聴くことで自律神経が整い、脳がリラックスできます。

脳がリラックスしてしっかり休息できると体の調子も良くなりますし、深い睡眠ができて起きた時もすっきり爽快な気分になれます。

自律神経を整える音楽とはどのようなものなのでしょうか?

 

音楽を聴くと人はどうなる?

音楽を聴くと人はどうなる?

 

音楽といってもいろいろな音楽があります。

明るい曲もあれば、気分が落ち込むような暗い曲もありますし、早い曲や遅い曲、静かな曲やにぎやかな曲、またジャンルも様々です。

音楽が人に及ぼす影響も曲によっても様々ですし、同じ曲を聴いても人によっていろいろな反応を表します。

しかし、人間は音楽によって明るくなったり、暗くなったり、落ち込んだり、前向きになったりと感情を変えることが可能です。

音楽によって生活に変化が現れると言っても過言ではありません。

 

リズムが変わる

音楽を聴くとリズムが変わる

 

音楽を聴くことで人間の感情を変えることができます。

例えば落ち込んでいるときに、その人にとって元気が出る曲を聴くと不思議と元気が出てきます。

また、今までクヨクヨしていたことを吹っ切るような音楽を聴くと、ストレスがなくなって心が軽くなる場合もあります。

まだまだ科学的な研究は進んでいませんが、人間が生きていく上でストレスというのは体調などに大きな影響を与えるとされています。

ストレスを日頃から感じている人は免疫力が下がってくるので病気にもかかりやすくなります。

音楽を聴くことで体のリズムが変わったり、体調にまで影響が出る可能性があるという事実を認識しておくことが大切です。

 

音楽療法

音楽療法

 

音楽療法という言葉を聞いたことがあると思います。

音楽療法というのは音楽を聴くことによって自律神経を整え、心や体の機能を回復させるという治療方法で、実際、医療現場や高齢者施設などでも導入している施設が増えてきています。

音楽療法と自律神経の具体的な効果というのは科学的にもなかなか実証しづらいという面がありますが、音楽を聴いたり、歌ったり、楽器を演奏してみることで何かしら体調に良い変化がある場合があります。

人間は音楽によって体調をも良くする何かの影響を受けているということです。

 

自律神経とは

自律神経とは

 

自律神経には交感神経と副交感神経があります。

交感神経とは日中など活動している時に優位になり体を緊張させますが、激しく活動するとより活性化します。心拍数も早くなり汗も分泌されます。

さらに血圧は上昇し、瞳孔は開き、呼吸も激しくなりますし、血液を流れにくくします。

一方、副交感神経というのは夜間など就寝時や食事中に優位になる神経で体をリラックスさせることができ、血液を流れやすくします。

副交感神経がしっかり働いている時は人間もリラックスできますし、深く眠ることができます。

深く眠る事ができると血行も良くなり、体の調子も良くなりますので、交感神経と副交感神経が上手バランスをとりながら作動している状態が体にとっては重要です。

 

自律神経が乱れるとどうなる?

自律神経が乱れるとどうなる?

 

活動時に優位になる交感神経と、休息時に優位になる副交換神経は常にバランスをとりながら体に影響を及ぼしています。

1日のうちにも自律神経のバランスをとりながら、体に適した状態を保っているのです。

自律神経のバランスが乱れると、眠れない、唾液の出が悪い、急に動機がしたり、不整脈が起こる、胃の痛みや下痢や便秘やお腹のはり、トイレが近くなったり、大量の汗をかくこともあります。

頭痛にも悩まされたり、体が重かったり、倦怠感があったり、微熱が長期間続いたり、食欲がなく、朝なかなか起きられないということも出てくるのです。

精神面では、突然憂鬱な気分になったり、小さいことでイライラしたり、物事に集中できないこともあります。

 

音楽によって自律神経を整える

音楽によって自律神経を整える

 

人間は好きな音楽を聴くことで自律神経を整えることができます。

例えば、好きな曲や元気が出る曲、前向きになれる曲を聴くと自律神経が過敏になり交感神経が働きます。

よく試合を前にしたスポーツ選手などが集中したいときや気分を盛り上げたい時に自分のお気に入りの曲をずっと聴いて気持ちを整える場面を見ることもありますが、逆に、静かで穏やかな心地よい音楽を聴いていると副交感神経が優位になるので眠くなったり、リラックスすることができます。

睡眠のために必要な副交換神経を優位にするには、起伏の少ない一定の単調な音楽や静かで歌詞のないなどが適しています。

音量はかすかに耳に聞こえるほどで充分ですし、時間も1時間も聴けば充分です。

 

音楽を聴く時に注意することは?

音楽を聴く時に注意することは?

 

自律神経をコントロールしたり、整えたりするには音楽が人にどのような影響を与えるものなのかということをよく理解することが大切です。

静かな曲で副交感神経を優位にさせてリラックスしようと思っても、自分の大好きな曲や思い入れのある曲というのは脳や神経が過敏に反応するので適していません。

静かな音楽でありながら、あまり神経を刺激しない自然音に近い音量や質、歌詞などがない音楽にしましょう。

ヘッドフォンなどで周りの雑音を遮断しながら心地の良い音楽や音を聴くのも良いです。

また、音楽を聴くときは体もリラックスできるような状態にしましょう。

クッションなどで体を支えたり、服装も気楽にくつろげるものが良いです。

音楽ともに呼吸を意識するのも良いでしょう。

副交感神経は吸うときよりも吐くときに高まります。

普段よりもゆっくりとした呼吸で、長く息を吸い込んだら鼻から長くゆっくりと息を出すようにしましょう。

吸った息はお腹に入れるようにしてお腹から出します。いわゆる腹式呼吸が自然とできると良いでしょう。

最初は意識的に行う必要がありますが、慣れて来ると自然にできるようになります。

部屋の温度は適温で手足があまり冷えないように気をつけましょう。

照明もどちらかと言うと薄暗いか暗い状態がおすすめです。

あまり長時間音楽を聴き続けるのも疲れますので30分から1時間ほどにしましょう。

 

どんな音楽が自律神経を整える?

どんな音楽が自律神経を整える?

 

自律神経を整えるためには音楽というよりも、自然音に近い音を聴くのが良いでしょう。

目を閉じると森も中に迷いこんだかのような風の音や鳥の声、水の流れる音などはごく微量の音でも神経の深い部分まで癒されるような気分になります。

楽器ならばピアノ音などは心が落ち着きます。

深い海の底から水面を見上げているような幻想的な音楽や波の音、宇宙を連想するようなシンセサイザーの音なども自律神経を整えるのに適した音楽と言えるでしょう。

 

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>>安眠できる音楽は何がいい?α(アルファ)波が出るおすすめ音楽

 

自律神経を整えるおすすめ音楽

 

自律神経にやさしいクラシックメドレー Classical Music Medley for Deep Sleep

視聴回数:874,317回
再生時間:31:51
出典:Youtube
【リラックス効果】心と体を癒す~自律神経に優しい魔法の音楽【α派】Deep Sleep Music

視聴回数:212,042回
再生時間:1:30:43
出典:Youtube

 

まとめ

まとめ

 

音楽を聴くことで人間は活発になったり、気分をリラックスさせたり、落ち着かせたりすることができます。

音楽を上手く利用することで自律神経を整えることが可能になります。

心身ともに疲れているときは副交感神経を優位にして体に休息を与えることが大切です。

副交感神経を優位にすると血流が良くなり適度な眠気が起こってくるので心地よい睡眠をとることができます。

質の良い睡眠をとることができると体調も良くなりますし、精神的にも安定するので生活が安定します。

交感神経を刺激する場合の音楽は、好きな曲であったり、アップテンポで元気のでそうな音楽や歌詞の曲などを選曲することが大切ですが、副交感神経を優位にしてリラックスするためには、ゆっくりとした一定のリズムで、単調なメロディーで中音域の音楽を選ぶとよいでしょう。

ただし、好きな曲であってもあまり思い入れが大きい曲などは逆に神経を刺激して副交感神経が優位に働きませんので注意しましょう。

 

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