
何となく眠れないな・・・と気になっている人はアロマを使って不眠を解消するのはいかがでしょうか?
不眠のために西洋医学に基づく薬などを使うよりもずっとナチュラルで体に優しいですし、何より気分がリラックスできたり、ぐっすり眠る事ができるという効果もしっかり実感できます。
様々な種類があるアロマですが、どのようなアロマが不眠解消になるのでしょうか?
また、どのようなことに注意しながらアロマを上手く利用すればよいのでしょうか?
この記事の目次
アロマで不眠が解消できる
不眠と言っても人によってその状態はいろいろ異なります。
不眠の原因は自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れて不眠になるというのがほとんどです。
例えば、心配事があったり、不安によるうつ病やストレス障害、更年期障害、自律神経失調症など心と体の不調により不眠になる場合や緊張するような行事があったり、興奮状態が続いているということで脳や神経が高ぶって眠れないという場合はアロマが非常に有効であるとされています。
アロマを使って心と身体を自由にリラックスできりように導くことにより不眠が解消されます。
アロマとは
アロマというものがいろいろな効能があることは知られていますが、アロマとは植物から成分を抽出した精油です。
アロマオイルを嗅ぐことにより脳にいろいろな効能を働きかけます。
気分をコントロールしたり、自律神経やホルモンバランスを整えることもできますし、直接肌に塗ることでアロマの成分が血液の中に入り込んで優しく体に働きかけることもあります。
不眠解消に効果のあるアロマ
1、ラベンダー
ラベンダーはアロマの中でももっとも有名なものといっても過言ではありません。
不眠だけでなく様々な効能を多く持つアロマなのでアロマの初心者に是非利用してもらいたいアロマです。
心地よい香りが心と体をリラックスさせてくれたり、身体の力を解きほぐす働きがあります。
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2、ネロリ
柑橘系のさわやかな香りで優しい気分にしてくれます。
オレンジビターの花から抽出されるオイルで不安な気持ちや緊張する身体をリラックスさせます。
3、カモミール
キク科の植物で花から抽出されるオイルです。さわやかで果実のような甘い香りがします。
緊張状態にある心を和ませたり、高ぶる気持ちを落ち着かせる効果があります。
オイルの香りを嗅ぐのも有効ですが、不眠解消のためにカモミールティーというハーブティーとして利用する人も多い有名なアロマです。
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4、マンダリン
柑橘系でありながら優雅な甘い香りが特徴のアロマです。
柑橘系ならではの爽やかさで気分を落ち着かせたり、リフレッシュさせてくれます。
怒りの感情などを抑えるのに有効なオイルです。
5、オレンジスイート
柑橘系の匂いで非常に日本人に好まれる香りです。
爽やかな香りが気分をリフレッシュさせてくれますし、甘い香りが気分を落ち着かせてくれます。
落ち込んで元気がないときやストレスでイライラしているときなどに利用するとよいでしょう。
6、イランイラン
エキゾチックで魅惑的な香りがするイランイランは熱帯地方にある樹木でその花の部分からアロマオイルを抽出しています。
甘い大人な香りが気分を落ち着かせてくれたり、恐怖や緊張する気持ちを和ませてくれます。
7、ゼラニウム
ゼラニウムは多年草で葉っぱの部分からアロマオイルを抽出させます。
甘い香りの中に爽やかさを感じる香りで、自律神経に働きかけたり、ホルモンバランスを整えます。
不安な気持ちを落ち着かせるのにも有効です。
8、クラリセイジ
多年生のクラリセイジは花からそのオイルを抽出します。
甘くどこか安心感が持てる香りがします。
落ち込んでいたり、不安があるときにこの香りをかぐと気分がリフレッシュされて元気がでます。
穏やかな気分で眠りに付くことができます。
9、プチグレン
柑橘系の爽やかさとフローラルな柔らかさや優しさを感じる香りです。ネロリとよく似た香りがします。
不安感や孤独感を和らげ、落ち込む気分を元気にしてくれます。
気分を高めながらも眠りを妨げる心配がありません。
10、サンダルウッド
日本では白檀といわれ、華道の世界では有名はアロマです。
仏教寺院やヒンドゥー教の寺院で利用されることも多く、アジア人の心を落ち着かせる香りでもあります。
不安や恐怖を和らげ穏やかな気持ちにさせてくれます。
どのようにしてアロマを使う?
精油であるアロマは色々な方法で楽しむことが出来ます。
一番代表的なものはアロマポットで精油を温めて部屋に精油の香りを広げて楽しむ方法です。
アロマポットやアロマフューザーがなくてもちょっとした入れ物にお湯を入れて数的アロマオイルを垂らすだけで充分アロマの効能を感じることができます。
温かいお湯にアロマオイルを垂らすことで効果が高まるのですから、お風呂のお湯に数的アロマオイルを垂らしてアロマバスを楽しむのも良い方法です。
入浴時は身体も心もリラックスしやすい状態になっています。
また、薬局などで無水エタノールを買ってきて、アトマイザーに少量のエタノールを入れた中に数的精油を入れて適度に水で薄めたアロマウォーターをカーテンや寝具などに吹きかけて使うのも良いでしょう。
オリーブオイルやアーモンドオイルにアロマオイルを混ぜてマッサージオイルを作り、アロママッサージを眠る前に行うという方法もアロマによって気分が落ち着きますし、マッサージすることで体のリラックスや血流がよくなるので安眠へ導いてくれます。
アロマを使用する際の注意事項
・ 専門家に聞く
アロマオイルを始めて購入する時はアロマオイルの専門店で購入する方が安心です。
アロマオイルの専門店の店員さんはオイルの効能をよく知っていますし、不眠解消のため使用するアロマオイルでもその人その人に適したオイルを紹介してくれます。
アロマは人間の自然治癒の力を引き出してくれますが、間違った使い方をすると逆に体調を悪くしてしまうものもあります。
アロマ初心者の人が最初にアロマを購入する場合は、専門家に相談してアロマを利用すると安心です。
・ 精油の成分をよく確認する
一般に販売されているアロマにはいろいろな品質のものがあり、成分的にも中には粗雑なものもあります。
アロマの純度を良く確認して購入するようにしましょう。
アロマオイルの純度によっては少量でも効果がしっかり感じられるものもありますが、数滴垂らしてもあまり香りがしないというものもあります。
使用するアロマの量によっては香りがきつすぎて逆に気になって不眠になる場合もありますし、アロマの使用量が少ないことによって安眠を妨げるものもあります。
不眠解消で有名なラベンダーなどを購入する際は2~3滴ティッシュに垂らしてみて適度な香りであるのか確認してみると良いでしょう。
初心者の場合はやはり専門家に相談するのが良いでしょう。
・ 効能があっても嫌な香りは避ける
不眠に有効なアロマはいろいろありますが、いくら不眠に効能があることで有名な香りでも自分の好みでない香りではリラックスなどできるはずがありません。
いい香りだと感じたり、ゆっくり深く呼吸しても違和感のない香りのするアロマを選択するべきです。
嫌いな香りを嗅ぐと脳はストレスを感じます。
身体はアロマの効果を受けて健康に近づいても脳がリラックスできないのでは自律神経が整うはずがありません。
色々な香りを嗅いで試して、自分の好きな香りを探すことは大切です。
色々なアロマオイルを試すことが出来る店を探してみましょう。
また、同じ香りでもメーカーによって香りが違いますので注意が必要です。
まとめ
アロマは、不眠症の原因となる自律神経のバランスを整えることができます。
特に体に副作用のある睡眠薬などを服用したくないという人にはアロマは有効な手段だと言えます。
しかし、アロマはいくら自然由来のものであっても持病を持っていたり、妊娠中の人には使用できないアロマもありますので注意するようにしましょう。
アロマについてよく理解した上で、症状などに適したアロマを選びましょう。またアロマによって不眠症を解消したいと考えているのであれば、不眠の症状をアロマだけで解消できるというふうに誤解をしてはいけません。
アロマは心を落ち着かせて眠りにつきやすい状況を作ってくれる優れものではありますが、自分自身が夜更かしなど不規則な生活をしたり、夜に脳が休まることのできないテレビやインターネット、ゲームなどをしていては不眠を根本から解消につなげることはできません。
心穏やかに眠りに付くことのできる環境を整えた上でアロマを使ってみることが大切です。